こんにちは。しゅんさんぽ(@shunsanpo)です。
さて突然ですが、みなさんはどんなカメラバッグをお使いですか?
リュックやトートバッグ、メッセンジャーバッグなど、様々なものが各メーカーから販売されています。しかしカメラバッグというと、正直あまりオシャレなイメージがないんですよね。
最近では、いつも使っているカバンに入れるだけで、カメラを保護することができる「インナーボックス」なども流行っているようです。それもこれも、カメラバッグがイケてないおかげだと思っています。
カメラは守りたい、でもオシャレもしたい!撮りたい時にすぐにカメラを出したい、でもオシャレもしたい!
これはカメラマンにとっての永遠の悩み。私自身も今まで数多くのカメラバッグを試してきましたが、なかなか「これだ!」というものには巡り合えませんでした。
さて、前置きが長くなりましたが、そんな中見つけた今イチオシのバッグこそが、今回ご紹介する「CHROME NIKO BG186」です。
目次
「CHROME(クローム)」とは
まずは簡単にメーカーの紹介を見てみます。
アメリカ発祥のバッグブランドです。メーカーの公式サイトにはこのように説明がありました。
比類もなき強靭さを持ちながら、自転車に乗っていない時でも使えるバッグを作る為に、今から約20年前にJUKIのミシンと少量のコーデュラ、ミリタリーグレードのトラックタープを使い、最初のCHROMEバッグが製作された。シンプルかつ実用性を追い求めた結果、CHROMEはメッセンジャーバッグに、再利用したシートベルトバックルを採用するという答えに辿り着いた。革新的なクイックリリースバックル、サブストラップ、デュアルウォール構造、ファイブバーウェビングなどを搭載し、世界中のメッセンジャーに愛用されるプロダクトへと成長。ブランド誕生から20年が経過したが、プロのメッセンジャーやピストバイクでトリックを楽しむアーバンアスリート、自転車で通勤するクリエイティブな都市生活者のために、便利で耐久性のあるプロダクトを作るという決意に迷いは一切存在しない。CHROMEが製作したバッグやフットウェア、そしてアパレルは実際のストリートで製品使用テストがなされ、どのプロダクトも都市の変わり易く、予測不可能な状況に適応する仕上がりである。CHROMEが重きを置くのはファッションではない、CHROMEは機動する道具だ。だからこそミリタリースペックの素材を使い、自転車に乗っていない時でも使えるシン プルかつ機能的なプロダクトを製作。都市生活に適応する感度の高いデザインと大切な荷物を守るための耐久性を兼ね備えたツールをCHROMEはこれからも作り続ける。そう、都市を生きる為の道具を。
(クロームインダストリーズジャパンより引用)
要するに、「アウトドア向けに耐久性と機能性を重視しながらも、普段使いもできるようオシャレに仕上げました」ということですね。
確かに街中でも、CHROMEのバッグはよく見かける気がします。
「CHROME NIKO BG186」とは
今回紹介する「CHROME NIKO BG186」は、なんと日本限定モデルです。
(2019年8月追記:現在では販売が終了してしまったようです)
通常版は「BG134」という商品です。こちらは現在も購入は可能です。
通常版「BG134」との比較
では、日本限定モデルと通常版、一体どこが違うのか。
どちらも容量は11.5L、サイズやポケットの数も同じで、基本的な機能はほぼ一緒です。
違いは「素材」と「デザイン」です。
BG186 | BG134 | |
---|---|---|
モデル | 日本限定 | 通常版 |
素材 | トラックタープ | 1,000デニールナイロン |
防水性能 | 〇 | 〇 |
外観の光沢 | あり | なし |
ブランドタグ | 黒色 | 赤色 |
どちらの素材も高い防水性能があり、アウトドアバッグメーカーのこだわりが感じられます。
トラックタープ(ターポリン)とは「防水布」のことで、その名の通り防水機能のある布です。工事現場のシートや仮設テントに使われるなど、かなりの強度がある素材のようです。
また日本限定モデル「CHROME NIKO BG186」は、デザインが黒色で統一されており、より高級感があります。
「CHROME NIKO BG186」の特徴
カメラバッグに見えないスタイリッシュなデザイン
とにかくオシャレ。カメラバッグといえばいかにもな商品が多い中、かなり洗練されたデザインです。
CHROMEと言えば、このシートベルトバックル。メーカーロゴは通常赤色ですが、BG-186ではロゴも黒色になっており、よりスタイリッシュな仕上がりです。
カメラに特化した高い機能性
カメラバッグだから当たり前だろと思われそうですが、使い勝手もサイズ感もちょうど良い。
サイド部分から大きく開けることができます。カメラボディ1台、レンズ3本、ブロアーやバッテリーなどの小物が入ってます。
内側のポケットには、モバイルバッテリーやメモリーカードを入れられます。
バッグ上部には、財布やメガネ、リップクリームなどが入れられます。普段使いには二気室構造が便利です。
フィルムカメラもここにジャストフィットしました。その場合、財布などは入らないので諦めましょう。
もちろんサイドからの取り出しも可能です。バッグを降ろさず瞬時にカメラを取り出せるのは、メッセンジャーバッグのいいところ。
だいたいこのぐらい収納できます。まだ少し余裕があったので、収納上手な人ならもう少し入りそうです。
実際に持ち出してみた(サイズ感)
モデルをお願いできるほどの人望も予算もないので、自撮りです。
大きすぎず小さすぎず、よく体にフィットします。
大きなバックルが前面に見えますが、シックなブラックなのでほどよい存在感。
金具を持ち上げると簡単に緩めることができます。締めたいときは引っ張るだけ。これがかなり便利。
カバンをぐるっと前に回すと、サイドからの取り出し楽々です。シャッターチャンスも逃しません。
バックルを外すときは、シートベルトと同じ要領でバックルの真ん中(ブランドロゴ部分)を押すだけで外れます。とにかくストレスなく使用できるのが、このバッグのいいところ。
少し気になったところ
ここまでいいところばかり言ってきましたが、気になったところもやはりあります。
① 思ったより入らない
素材が丈夫でしっかりしている分、見た目のわりにはあまり入らないです。70-200mmなんてどう考えても無理です。なので、望遠レンズなど大きな機材を使う時は厳しいと思います。
② 重たい
これも仕方ないのですが、素材が丈夫な分、まぁまぁ重たいです。とは言っても、肩あてはかなり幅広で3点留めもできるため、許容できる範囲ではあります。
③ 三脚固定ベルトが短い
バッグの左側に、三脚を固定するためのベルトがついているのですが、これが絶妙に短い。よく数千円で売っている簡易三脚とかでぎりぎりだと思います。あともう少し長いと嬉しかった。
今回のまとめ
気になったところも書きましたが、かなり満足しています。
素材も丈夫で、多少の雨ぐらいなら安心して使えそうです。そして何より街中でも違和感なく馴染みます。アウトドアシーンではもちろん、ちょっとしたおでかけの時にも最適だと思います。
私もようやくカメラバッグ沼から少し抜け出せそうな気がします。