こんにちは、しゅんさんぽ(@shunsanpo)です。
なかなか出掛けられない日々が続いていますが、そんな中、今年の冬に一本のレンズを新調しました。
それが、今回ご紹介するオールドレンズ「TAMRON 28-200mm F3.8-5.6 Macro」です。
これまでたくさんのオールドレンズを使用してきましたが、それはすべて単焦点レンズばかり。今回初めてズームレンズを購入してみました。
あまり良い評判を聞かないオールドズームレンズでしたが、使ってみないことにはわかりませんからね。
購入後、数ヶ月使ってみましたのでレビューをしてみたいと思います。
目次
「TAMRON 28-200mm F3.8-5.6 Macro」外観
まずは外観を見ていきましょう。
これまでオールドレンズのレビューでは外観の紹介していなかったのですが、今回は初のズームレンズということで、サイズ感なども含めてじっくり見ていこうと思います
見た目は、良くも悪くも一昔前のズームレンズ。タムロン独特の金帯は好き嫌いが分かれるところです。
もちろんズームすると全長は伸びますが、200mmでこの長さなら許容範囲、むしろかなりコンパクトなのではないでしょうか。
ロック機構付きなので、下を向けても勝手にレンズが伸びることはありません。これは嬉しい。
このレンズはNikon Fマウント用ですので、これを他マウントで使うにはマウントアダプターが必要です。今回はURTHのものを使用しました。
レンズをX-Pro2につけてみました。少し大きくはなってしまいますが、URTHのアダプターがスタイリッシュなこともあり、それほどブサイクではありません。
「TAMRON 28-200mm F3.8-5.6 Macro」特徴
マクロレンズなので寄れる
名前の通りマクロレンズですので、当たり前ですがかなり寄ることができます。
テーブルフォトはもちろん、花など植物の撮影でも重宝しています。
オールドらしさ全開の描写
描写力については、正直あまり良いとは言えません。特にテレ端や絞り開放時は描写は甘いです。
また、逆光耐性も低く、フレアやゴーストは盛大に出てきます。
しかしオールドレンズを使う人は、この描写の甘さやフレアを楽しみたい人だと思います。
そういう意味では、オールドらしさを最高に楽しめるレンズです。
やっぱりズームレンズは便利
FUJIFILMに移行後は単焦点レンズを使うことが増えていたのですが、久しぶりにズームレンズを使ってみると「やっぱりズームレンズって便利だなぁ」と改めて感じました。
同じ場所から撮影してみました。一枚目では小さくしか映っていなかったビルの窓が、二枚目では窓のブラインドまではっきり映っています。
どうしても近付けないシチュエーションでも寄って撮影することができます。
また、望遠の特徴である圧縮効果も楽しむことができます。ポートレート撮影でも使いやすいですね。
「TAMRON 28-200mm F3.8-5.6 Macro」作例
ここからは、実際にこのレンズを使用して撮影した作例をご紹介します。
カメラはすべてX-Pro2、現像はLightroomを使用しています。
まとめ
良いところ
- オールドらしさ全開の描写
- 7倍ズームとは思えないコンパクトさ
- 勝手に伸びないズームロック機構付き
- めちゃくちゃ安い(中古で5千円ぐらい)
- ズームが便利
もうひとつなところ
- テレ端まで伸ばすと長い
- 高解像度を求める人には不向き
- 作りは安っぽい
初めてのオールドズームレンズでしたが、これが5千円以内で買えると思うとかなりお得感はありました。
コスパという言葉では表現しにくいですが、この写りの甘さや逆光耐性などを楽しめる人にとっては面白いレンズだと思います。
またマクロレンズとしても使うことができますので、「そんなにマクロ使う機会はないけれど、一本ぐらいマクロも持っておきたいな」という人にもおすすめです。
とにかく安く手に入れられるので、見かけられた方にはぜひ一度試してもらいたいレンズです。