こんにちは、しゅんさんぽ(@shunsanpo)です。
2020年1月、X-Pro2を買いました。狙っていたわけではありませんが、28歳の誕生日に届くというミラクル。
自分で前日に注文したので当然と言えば当然なのですが、細かいことはさておき、早くも特別なカメラになりそうな予感です。
happy birthday to me… pic.twitter.com/v43RmxnNK0
— しゅんさんぽ (@shunsanpo) January 23, 2020
さて、X-Pro2を買ったのはいいのですが、実はまだレンズを買っていません。レンズレスカメラです。
しかしありがたいことに、私の周りにはFUJIFILMユーザーがたくさんいます。
最初に買うレンズをどれにするか悩んでいたところ、「使いたいの貸してあげるから使ってから決めたらいいよ」と神のようなお言葉をいただきました。
ありがとう、ちぴちゃん、クロギさん。
ということで、お言葉に甘えていろんなレンズを試してきましたので、今回はその使用感などを書いていきたいと思います。
これを書きながらどのレンズを買うか決めるぞ…
目次
4種類のレンズを試してみた
私は最初に買う一本に求めるものは、使い勝手の良さとデザインです。
一本目のレンズなので、まずは標準域あたりで使いやすいもの。そして、X-Pro2が最高にかっこいいカメラなので、大きくなりがちなズームレンズではなく、コンパクトな単焦点レンズに狙いを絞りました。
X-Pro2 × Nokton classic 40mm F1.4 S.C
まずは、VoightLander(フォクトレンダー)から発売されている「Nokton classic 40mm F1.4 S.C」です。
こちらは自分でピントを合わせる、いわゆるマニュアルフォーカスレンズになります。
X-Pro2のファインダー性能は最近のカメラと比べるとやや劣りはしますが、それでもピーキングや拡大などを使えば問題なくピント合わせもできました。
X-Pro2のデビュー戦。雨予報を見事に覆し、美しい夕日を見ることができました。
Noktonはアンダーがよく似合う。FUJIFILM独特のシャドウとの相性も良い。
X-Pro2 × XF35mm F2 R WR
続いては、FUJIFILMの純正レンズ「XF35mm F2 R WR」です。
コンパクトで軽量、換算53mmという扱いやすさから、購入第一候補だったレンズです。
オートフォーカスも速く、なによりコンパクト。スナップ向きと言われる理由がわかりました。
F2でもボケ量は十分ですが、繊細というよりは力強い写りをする印象です。ただし、FUJIFILMはカメラ内で設定を細かいところまでいじれるので、もしかすると設定次第だったのかもしれません。
もう少し触ってみないことにはなんとも言えませんが、ややこってり目な印象を受けました。
X-Pro2 × XF35mm F1.4 R
続いては、「XF35mm F1.4 R」です。
画角は先ほどと同じ35mmですが、こちらはF1.4と明るいレンズ。サイズはXF35mm F2よりは少し大きくなりますが、それでもX-Pro2に付けるとちょうど良いバランスです。
レストランなど屋内では、F1.4の恩恵を感じます。明るいは正義。
明るいレンズなら夜でも大丈夫。ただ、オートフォーカスは迷いまくっていました。
スナップもいける。オートフォーカスの速度も個人的には許容範囲。
XF35mm F2はスナップ向き、XF35mm F1.4はポートレート向きなどと言われますが、実際に使ってみると納得。
光をたっぷり入れた写真も良いですが、曇天時の繊細さがとても好みでした。晴れても曇っても良いなんてすごい。
35mmという標準画角は背景もしっかりと入れることができ、シチュエーションの伝わりやすいポートレートを撮ることができます。
X-Pro2 × XF56mm F1.2 R
最後は少し標準域からは外れますが、「XF56mm F1.2 R」を使ってみました。
換算だと85mmになるので、これまでの3本よりは画角が狭くなります。F1.4とかなり明るい中望遠レンズのため、被写体を浮き上がらせた印象的な写真を撮ることができます。
中望遠スナップでは一部のみを切り取ることが多くなるため、全体的にすっきりとした写真が多くなります。それにしても良い写り。
最短撮影距離は70cm。決して寄れるわけではありませんが、撮ろうと思えばテーブルフォトもぎりぎりいけるかなという感じです。
やはりこのレンズで撮りたくなるのはポートレート。
色乗りもよく、ややこってり目の印象です。換算85mmの画角は程よい圧縮効果が生まれ、背景の整理がしやすいです。
ただし、被写体と多少の距離を取らなければ顔面どアップ写真を量産してしまうので要注意。
4種類のレンズを撮り比べてみて
ついに手に入れたFUJIFILMのレンズ交換式カメラ。しかも、憧れのProシリーズ。
あまりの嬉しさに、3日間で1,300シャッターを切っていました。期間は短いにしても、4種類のレンズをそれなりに試すことができました。
どれが良かったかと言われると、それぞれのレンズに魅力があり弱点もある。まさに一長一短で、より悩みが深くなるという結果でした。
とは言え、いつまでもレンズレスでいるわけにもいかないので、そろそろ決断をしたいと思います。
全部買える資金力がほしい。