こんにちは、しゅんさんぽ(@shunsanpo)です。
前回の記事で「動画制作にハマっている」というお話をしました。
▷ 「誰かに見せる」から「自分のために残す」へ。動画制作が楽しくなった理由
スチル撮影はそれなりにやってきた自負がありますが、動画についてはほぼド素人。
動画を始めるにあたって撮影や編集のコツを調べたりもしましたが、そんなかっこいいテクニックよりも前にもっと学ぶべきことあります。
それは、カメラの基本設定をどうするかについてです。
Nikon Zfの動画設定で迷ったことと解決策
カメラの設定画面を開いてみると、まったく聞き馴染みのない意味不明な用語や項目がたくさん並んでいました。
まぁネットで調べたらいくらでも解説が出てくるだろうと思っていたのですが、出てくる解説はほとんどがSONYのカメラ向けなんです。動画といえばSONYというのは定着していますし、実際に動画性能はSONYが強いとは思いますが、ちょっとぐらいNikonユーザーに特化した解説があってもいいのに…
ということで、Nikon Zfで動画制作をしようとした私が実際に動画設定をする際に戸惑ったことをいくつか(めっちゃある)ご紹介します。(全メーカー共通のこともあり)
フレームレートは24pか30pどっちで撮るべき?25pもあるの?
映画は24p、テレビは30pで制作されているというのはなんとなく聞いたことはありましたが、Zfの設定画面を見ていると25pや50pや100pなんてのもあるじゃないですか。これは一体どんなときに使うものなんでしょう。
調べてみると、ヨーロッパやアフリカでは電源周波数が50Hzなので、フリッカー対策として25pが推奨されているようですね。
とりあえず日本で撮影する場合は24pか30pで、スローを使いたいときは60pか120pを使うということで問題なさそうです。
ちなみに私はテレビバラエティ風よりはかっこいい映画風に撮りたいので、24pで撮ってます。
ネイティブISOとは?
動画の場合、ほとんどはMモードで撮りますよね。シャッタースピードは1/60秒で固定、絞りは任意ですがF4ぐらいで撮るとして、ではISOで明るさの調整するのかと思いきや、調べてみるとメーカーや機種ごとにネイティブISOというものがあるようです。
ちなみにNikon Zfでは、デュアルネイティブISOが採用されており、ISO800とISO6400がベース感度となっているようです。
ベース感度というのは、高画質かつ広いダイナミックレンジで撮れる、カメラのポテンシャルが最大に発揮されるISO感度のことです。
つまり、中途半端にISO3200に設定するぐらいならISO6400まで上げてしまった方が高画質で記録できるということです。
AFのエリアモードはどれがベスト?
「動画はAFじゃなくて基本はMFでしょ」派の人もいるかとは思いますが、できることならAFで楽したいじゃないですか。
今のカメラ(レンズ)はAFの精度もかなり高く、かつ爆速なので使えるものは使うべきですよね。それこそ設定でAF追従感度やAF速度なども調整することができるので、AF特有の不自然な動きなども防ぐことができます。
ただ、AFの設定を見ると「エリアモード」だけでも7種類あり、結局どれがベストなのかよくわかりませんでした。
状況によってAFモードは結構切り替えたりはしていますが、今はエリアモードを「ワイドエリアAF(S)」、フォーカスモードを「シングルAF」にしていることが多いです。
動く被写体を撮影するときは、追尾AFにしてフォーカスモードをフルタイムAFにしたりもしています。
ケースバイケースですね。
4K60pで撮影しようとすると画角が狭くなる?
いろんな設定を試しているときに、40mmのレンズをつけていたはずが明らかに画角が狭いと感じることがありました。
原因を探って設定を見てみると「電子手振れ補正」がオンになっていたため、これがクロップされていた原因だと思いオフにしたところ、若干改善はされたものの明らかにまだ40mmの画角ではない。
そしてよく調べていくうちに、フレームレートを4K60pにしていたことがクロップされていた原因だとわかりました。
写真だと画質をNORMALからFINEにしても、JPEGからRAWにしたとしてもクロップ率は変わらないので、フレームレートを変えるだけでこんなにクロップされるの?!と最初は戸惑いました。
カメラによってクロップ率は違うようですが、Nikon Zfの場合、4K60pにすると自動的に「DX(APS-Cサイズ相当)」に固定されるため、フルサイズの画角に比べて約1.5倍の焦点距離となります。
Logってよくわからない!
Logという言葉やざっくりとどういうものかはなんとなくはわかるんですが、いざ設定をするとなると8bitやら10bitやら、H265やらH264やら、編集ソフトの設定の方でも入力ガンマ?出力ガンマ?Rec.709?などちんぷんかんぷんな言葉がずらり。
仮LUTを当てないと色も薄いし、適切な露出の取り方もよくわからないし、編集ソフトでのカラーコレクション、そしてカラーグレーディングの方法も絶対的な正解があるわけではないし、はぁ〜〜〜頭がパンクしてしまう!
おそらく本格的な動画制作で挫折する一番の理由はLogじゃないでしょうか。
ただね、Logも撮影自体は調べながらやってみるとまぁそれなりに理解できますし設定もできるんです。一番やっかいなのはそのさきの編集の方です。
Logの薄い色を見たままの色に戻す作業(カラーコレクション)が必要なのですが、この設定がとにかく難しい。
特に入力ほにゃららやら出力ほにゃららやら、Recほにゃららやらほにゃららガマットやら、それぞれが何者なのか全部わかる日はこの先も来ないと断言できるレベルで意味不明です。
ただ、意味不明のままではLog撮影ができないので、一応調べてそれなりに見られる色に戻せるようにはなりました。
備忘録も兼ねて私の今の設定を書いておくと、使っている編集ソフトはDaVinci Resolveで、タイムラインカラースペースはDaVinci WG/Intermediate、出力カラースペースはRec.709-Aにしています。
カラーコレクションはカラースペース変換をINとOUTに入れて、INには入力カラースペースはRec.2020、入力ガンマはNikon N-Log、出力カラースペースはDaVinci Wide Gamut、出力ガンマはDaVinci Intermediate。
OUTには入力カラースペースはDaVinci Wide Gamut、入力ガンマはDaVinci Intermediate、出力カラースペースはRec.709、出力ガンマはRec.709-A。
はぁ、自分で書いててめまいがしてきました。
これがベストなのかはわかりませんが、とりあえずそれなりにキレイな色は出ているので個人で楽しむ分には大丈夫そうです。
Nikon Zfでのおすすめの動画設定
ほんの少し前までド素人だった私がおすすめを語るのも変な話ですが、ちょいちょい撮影に行っていろいろ試行錯誤した結果、辿り着いた設定をここに記録しておこうと思います。
あくまでも素人に毛が生えた程度の意見だと思って見てもらえたらと思います。
| 画像サイズ/フレームレート | 3840×2160(4K)24p |
| ISO感度 | ISO800 |
| AFエリアモード | ワイドエリアAF(S) |
| AF速度 | -1(少しだけ低速) |
| フォーカスモード | AF-S(シングルAF) |
| 手振れ補正 | ON(電子手振れ補正は基本OFF) |
ちなみに、iメニューのカスタマイズはこんな感じ。
ピーキングやゼブラ、AF、手振れ補正などを入れています。
右下2個は枠が余ったので入れているだけなので、普段触ることはほとんどありません。
続いて、カスタムボタンの機能割り当てです。

Fnボタンにはビューアシストを入れています。ビューアシストというのはLog撮影をする際の仮LUTをON/OFFする機能です。

シャッターボタンはシャッター以外に使いにくいかなと思い、シャッターボタンを動画撮影開始/終了ボタンとして使っています。

動画撮影ボタンにはフォーカスピーキングのON/OFFを当てています。
さいごに
動画ってむずかしいなと思うことはよくありますが、よく考えれば最初は写真だってむずかしかったはず。
たくさん撮影したり詳しい人に教えてもらったりしているうちに知識や経験が身についていったものです。
なので一気に完璧を求めるのではなく、まずは楽しみながら一歩ずつ前進していければいいなと思います。
頑張るぞー!おー!