こんにちは、しゅんさんぽ(@shunsanpo)です。
タイトルにもある通り、先日カメラを買い替えました。Twitterではすでにご報告しましたが、一年間愛用した「α7RII」を手放して、「α7III」を迎え入れました。
新しい相棒がやってきました・:*+.\(( °ω° ))/.:+
これからあっちこっち連れ回されるだろうけど、よろしくね!α7III! pic.twitter.com/Xq6yxANWlQ
これまでも様々なカメラをぽつぽつとは買ってきましたが、メイン機の入れ替えは久しぶりです。
今回の記事では、買い替えに至った経緯、その理由をお話していきたいと思います。
目次
買い替えに至った経緯
まずはじめに、そもそもどうして機材を入れ替えたくなったのか。これについてお話します。
「α7RII」の動作が不安定になってきた
α7RIIを購入してまだ一年ちょっとですが、ここ最近、動作が不安定になっていました。
充電は70%を超えているのに突然電源が落ちたり、シャッターを切ると30秒ほど画面が真っ暗になったりと、シャッターチャンスを逃すことも何度かありました。
これから結婚式の撮影や仕事で撮影の予定もあったため、安心して使えるカメラに買い替える必要がありました。
機材の整理をしたくなった
ここ数ヶ月出番のなかったレンズがたくさんありました。具体的に言うと、Canon用レンズ(EFレンズ)です。
いつかまた使うかなと思いながら、なかなか使いどころがなく防湿庫の肥やしとなっていました。カメラが増えてきたため置き場所にも困っていたこともあり、これらをすべて売却しました。それによりマウントコンバーター「MC-11」も必要なくなったため売却。
さて、お金が入ると新しいカメラが欲しくなるものです。それなら「α7RII」も売ってしまって、新しいカメラを買おうという、よくある自然な流れです。
「α7RII」から「α7III」に買い替えを決めた理由
高画素機である必要があまりなくなった
「α7R」シリーズの特徴と言えば、なんと言っても高画素機であることです。もともと風景写真も好きだったので、高画素機でカリカリに撮りたいと思い「α7RII」を購入した経緯があります。
しかし最近では撮りたい写真が変わってきたようで、風景写真よりもスナップやポートレートを撮ることが増えてきました。
繊細な描写や大幅なトリミングにも耐えられるなど、もちろん高画素機で撮影する利点も多くあります。しかし今の自分の撮影スタイルにはそこまで必要ないと思い、「α7III」を選びました。
オールドレンズを使いたい
これからはもっとオールドレンズを積極的に使っていこうと思ったのも大きな理由の一つです。
高画素機があまり必要なくなったと同じような理由にはなりますが、オールドレンズを使う人にとっては、解像度はそれほど重要な要素ではないと思っています。細部まで写し撮りたい、毛の一本一本まで写るような写真が撮りたいという人は、そもそもオールドレンズは選ばないと思います。
オールドレンズで遊ぶなら、「α7III」で十分でした。
シャッター音が改善された
α7RIIのシャッター音はかなり個性的でした。「ピシュン(高音)」というような電子音のような響きです。好き嫌いはあるかと思いますが、私の周りではかなり不評でした。たしかにカメラの音と思って聞くと若干違和感はあるかもしれません。
それがα7IIIでは、いわゆるカメラらしい音に改善されていました。「カシャ」という落ち着いた気持ちいい音です。
地味な改善ですが、これから何万回も聞く音なので心地良い方がいいに決まってます。
バリアングル時に画面が消えなくなった
α7RIIでは、バリアングル撮影中でもアイセンサーが反応してしまう仕様だったため、ファインダーの前をふさぐと画面が消えてしまっていました。
α7IIIではこれが改善されており、バリアングル撮影時には、ファインダーをふさいでしまっても画面が消えないようになりました。小さなことですが、これだけで撮影時のストレスは大きく変わります。
こちらのブログにこのことが書いており、この機能を知った途端にα7IIIが欲しい気持ちが湧いてきました。
▷ SONYのミラーレス一眼 α7IIIレビュー。間違いなく完成されたベーシックモデル [webledge]
ローアングルを多用する私にとって、これがかなり大きなポイントでした。
バッテリーが大幅に改善された
α7IIIでは「NP-FZ100」というバッテリーが採用されています。前世代のバッテリー「NP-FW50」と比べると約2.2倍の大容量で、撮影可能枚数は710枚というとんでもない数字になっています。
α7RIIの電池持ちは非常に悪く、予備バッテリーを常に3本持ち歩いていました。α7IIIでは、1つ予備があれば大体の撮影では問題なくこなせるかと思います。
いつバッテリーが切れるか、余計な心配をすることなく撮影に集中できます。
マルチセレクター搭載など操作性も向上した
α7RIIにはなかったマルチセレクターが新たに搭載されました。これにより、フォーカスポイントをスムーズに直感的に動かすことができます。
また親指AF専用のボタンも追加されていたり、全体的にボタンの感触も良くなっていたりと、操作性が大きく向上しました。
操作性などは正直そんなに期待していなかったので、嬉しい誤算でした。
SDカードがダブルスロットに
α7IIIでは、2枚のSDカードが入れられるダブルスロットを搭載しています。2枚のSDカードに同じデータを同時に保存しておけば、仮に1枚のSDカードが壊れてしまってもすべて台無しになるということはありません。
これまで使用していたα7RIIはフラッグシップ機でありながらシングルスロットでした。今考えてもどうしてシングルスロットにしてしまったのか不思議です。
SDカードはいつ壊れるかわかりません。そのためバックアップはとても重要です。趣味で撮られる人もですが、特に仕事で使われる人にとっては必須です。
買い替えてみて心配していること
高画素機でない不安は多少ある
今後のことはわかりませんが、これからまた風景写真が撮りたくなるかもしれません。どうしてもレンズ交換ができないシチュエーションの撮影で、後から大きくトリミングしないといけないかもしれません。
高画素機はデータサイズも大きいですが、もちろんその分情報量も多いです。そのため、後からなんとかできるという安心感はたしかにありました。
高画素機だったら、と後悔することが今後出てくるかもしませんが、その時はその時ですね。諦めます。
他のメーカーのカメラも使ってみたい
他のメーカーと言いましたが、つまりはFUJIFILMです。市場シェアはそれほど高くありませんが、なぜか私の周りにはFUJIFILMユーザーで溢れています。しかも、その人たちの撮られる写真がまた最高なのです。
α7IIIを買うまでにも相当悩みました。この機会にX-H1、もしくはX-T3に乗り換えてしまおうかと。
結果的にSONYを継続したわけですが、今でもFUJIFILMがちらちらと頭をよぎっています。この思いをどうやって鎮められるかが私の今の課題です。
まとめ
α7Rシリーズからα7シリーズの買い替え(ランクダウン?)でしたので、正直物足りなさがあるんじゃないかと思っていました。しかし今のところ、物足りなさよりも満足感の方が圧倒的に上回っています。むしろ物足りなさはまったく感じていません。
もちろん用途にはよりますが、私と同じような使い方をされる人にとってはα7RIIからα7IIIへの買い替えはおすすめだと思います。やはり新しいだけあり、機能も操作性もかなり向上しています。
とは言ってもまだまだ使い込めていない部分もたくさんあるので、これからどんどん撮影に持ち出して、また改めてしっかりとレビューも書きたいと思います。