こんにちは、しゅんさんぽ(@shunsanpo)です。
12月に入り、いよいよ本格的に寒くなってきましたね。写真を撮りに出かけるのも億劫なこの季節、そんなときは暖かい部屋で写真を見てほっこり過ごしてはいかがでしょう。写真は撮る楽しみもありますが、見返してなんぼです。たまには自分が撮った写真をのんびり見返すのも良いものです。
そんなことを言いながら写真を見ていると、優しくて温かい写真たちを見つけました。そうです、「PORTRA400」で撮影した写真たちです。
ということで今回は、ネガフィルム「Kodak PORTRA400(ポートラ400)」をご紹介していきたいと思います。
「Kodak PORTRA400」とは
どんなフィルム?
「PORTA400(ポートラ400)」とは、Kodak社から発売されているロングセラー商品の一つ。PORTRAシリーズには、ISO160・ISO400・ISO800の3種類が展開されています。
今回ご紹介するのはISO400です。やはりフィルムはISO400が一番汎用性が高いですね。夜間は厳しいですが、日中であればフィルムに迷ったときはとりあえずISO400を入れています。
世界中で愛されている人気のフィルムですが、値段はどんどん上がってしまいました。しかし、相次いで人気のフィルムたちが姿を消している今、生産を継続してくれてるだけでも十分ありがたいことです。
写りの特徴
“世界最高の粒状性を実現し、ナチュラルな肌色、卓越した色再現を実現しています”
このように説明されることが多いですが、個人的な感想としては、彩度とコントラストの高さが特徴的かなと思います。
実際の見た目よりもややこってりした色が出るので、日常とは少し違った世界が撮れるかと思います。とは言っても私は作品なんて撮れないので、気にせず日常風景の撮影に使っています。
また、青と緑の発色が個性的で好きです。これがPORTRAらしさなのかもしれません。
「Kodak PORTRA400」作例
では、実際に「PORTRA400」を使って撮影した作例を紹介していきます。
雨が降っており、日差しが弱いという悪条件でしたが、これだけこってりした絵に。
その場の空気感をリアルに思い出させてくれる。これが卓越した色再現ということなんですかね。
薄暗い商店街だと、ISO400ではギリギリといったところです。頑張れば撮れます。
逆光で撮影すると、さすがにコントラストは弱まります。しかし、これぐらいの落ち着いた色味も良い。
とても気持ちいい青色。
とても気持ちいい緑色。
スナップに使うのもいいですね。極論を言うと、いいフィルムはどんなシチュエーションで使っても良いです。
今回のまとめ
正直言うと、基本的には淡くて落ち着いた色味の方が好きなのですが、「PORTRA400」は別でした。淡いとは言えないフィルムですが、キツさがまったくないんですよね。
どちらかと言えば高彩度寄りですが、どこか優しさも感じるような描写で、自分で見返してもなんだかあったかい気持ちになってしまいます。
フィルム市場全体で高騰が進んでおり、フィルムが高級品になりつつあります。「PORTRA400」も例外ではなく高価な物になってしまいましたが、一度試してみる価値は十分にあると思います。
ネガフィルムまとめてみました
これまでに私が使ってきたネガフィルムをまとめてみました。各フィルム10枚程度の作例を掲載しています。