こんにちは、しゅんさんぽ(@shunsanpo)です。
ロモグラフィーから新作が登場しました。その名は「LomoChrome Metropolis TOKYO(ロモクローム メトロポリス トーキョー)」。
英語はよくわかりませんが、なんだかかっこいい響きです。ぜひこれは使ってみたい。
ということで、まずはお試しに1本買って使ってみましたので、簡単にレビューしてみたいと思います。
「LomoChrome Metropolis TOKYO」とは
ロモグラフィージャパンの20周年を記念して作られた、カメラのキタムラとのコラボ商品。
日本限定発売、オリジナル缶ケース付き、ユニークな発色と、フィルム好きが食いつく要素満載です。
特徴がいっぱい
暖色はイエローやグリーンに、照明下では濃いグリーンに、日光下ではシャープに、状況によってトーンが変化しやすいといった特徴があるようです。
そういった変化をカラーフィルターなしでも楽しめるフィルムなのですが、一般的な現像方法(C-41)で処理が可能です。ネガ現像サービスをやっているところであれば、ほとんどの店舗で現像ができると思います。
また、ISO感度も100〜400で設定可能ということで、幅広いシチュエーションに対応できそうです。
こんなに特徴だらけのフィルムも珍しい。
外観・パッケージが良い
普段はフィルムのブツ撮りなんてしませんが、これはパッケージも含めて楽しめる商品だと思います。
まずはその魅力的なパッケージをご紹介します。
これぞTOKYOな女性が描かれたパッケージ。
ブリキのおもちゃみたいで可愛い。
開封に開封を重ねて、ようやくフィルムとご対面。
ちなみに、DXコードは付いていません。DXコード対応機種をお使いの方は、自動的にISOが決められてしまう可能性があるので要注意です。
使う前から満足感の高い商品です。空き缶には何を入れようかな。
作例紹介
いくらデザインが良くても、フィルムとしてイマイチだと魅力半減ですよね。
まだ1本しか使えていませんが、さくっと試し撮りをしてきましたので作例をご紹介したいと思います。
強い日差しが差し込んでいましたが、カラーシフトによってどこかクールな印象に。
「深い黒を描く今までにないフィルム」と公式サイトに書かれていましたが、確かにシャドウの表現は独特ですね。
日光下ではノスタルジックな雰囲気に。空の青色のくすみ方も独特。
何枚かスナップをしてみましたが、意外とどんな場面でも使える印象です。ぬくもりのある写真は苦手そうですが、クールな写真との相性は良いですね。
蛍光灯下でも撮影してみましたが、全体的に彩度がぐっと落ちる印象です。青いギターは黒いギターへと早変わり。
夜間撮影もしてみました。曇天だったので星は写っていませんが、空のグラデーションは綺麗に写すことができました。天気の良い日に星空リベンジしたい。
まとめ
これは面白い。スタンダードフィルムしか使ってこなかった私にとってはとても新鮮でした。
ただ、どんな写りをするのかは現像してみるまではわかりません。
もちろん現像するまで仕上がりがわからないのは他のフィルムでも同じことですが、なんとなくはイメージはできるものです。
例えば、このフィルムは彩度とコントラストが強く出るからよく晴れた日に使おうとか、淡い雰囲気を出したいからこのフィルムを使おうといったように、ある程度のイメージを持ってフィルムを選んでいるつもりです。
しかし、このフィルムは正直読めません。それがこのフィルムの面白さであり、難しさだと思います。
家族との日常を撮るには正直あまり向いていないと思いますが、ちょっと変わった写真が撮りたい、カラーシフトを使いこなして作品が撮りたいという方に適しているのではないでしょうか。
いつまで販売されるのかはわかりませんが、限定販売ということなので、使えるうちにあと何本か試してみようと思います。
ネガフィルムまとめてみました
これまでに私が使ってきたネガフィルムをまとめてみました。各フィルム10枚程度の作例を掲載しています。