久しぶりにリバーサルフィルム使ってみたら写真に対する気持ちの変化に気付いた話

こんにちは、しゅんさんぽ(@shunsanpo)です。

昨年ごろから本格的にハマっているフィルムカメラ。これまで様々な種類のフィルムを試してきましたが、よく使っているのはネガフィルムと呼ばれるいわゆる一般的なフィルムです。

今回はそんなネガフィルムではなく、久しぶりにリバーサルフィルムを使って遊んできました。リバーサルフィルムの特徴などについては以下の記事にてご紹介しています。

▷ はじめてのリバーサルフィルム「PROVIA100F」は驚きの連続だった

いつものように「リバーサルフィルムでこんな写真を撮ってきました」というような記事を書こうかと思っていたのですが、返ってきたフィルムを見ているうちにそれ以上に書きたいことが生まれてしまいました。

完全な雑記になりますが、ここに書き残しておこうと思います。

リバーサルフィルムが現像から返ってきた

仕上がりは良好、露出なども問題なし

リバーサルフィルムの特徴の一つとして「フィルム自体が作品」であることが挙げられると思います。

今回現像から返ってきたフィルムがこちらです。先日フラワーセンターに撮影に行ったときのものです。

リバーサルフィルム
iPhoneで撮った雑な写真ですいません

少し見えにくいですが、色鮮やかで綺麗に仕上がっていると思います。難しいと言われる露出も大きく外しているものはありません。自分で言うのもあれですが、成功です。

いつもだったらこの段階でテンション爆上がりで、「リバーサルフィルムに閉じ込めた小さな世界」なんてポエムを添えてTwitterに意気揚々と投稿していたと思います。

しかし、なぜか今回はそれほど感動がありませんでした。

数回目なので新鮮さがなくなったとかそういうことではなく、理由はまったく別のところにありました。

みんなで写真を撮ることに慣れすぎた

PROVIA100F 作例
Nikon NewFM2 × PROVIA100F

いい写真が撮れたのにも関わらず喜びや感動がなかったのは、一人で撮影に行ったから。

これ以外の理由はないと思います。

当ブログのカテゴリにもありますが、私はこれまでフォトウォークというものに何度も参加しています。フォトウォークとは、「写真・カメラ好きの人が集まって写真を撮りながら散歩をする」というものです。

しゅんさんぽのカテゴリ「フォトウォーク」

一度参加してみると病みつきになるほど楽しくて、気付けば誰かと写真を撮りにいくことが当たり前になってきていました。

そうした経験を繰り返すうち、フィルムが現像から返ってきたときに「これは○○さんと○○に行ったとき」「こっちは○○さんに会いに○○に行ったとき」など、思い出を振り返ることも楽しみの一つとなっていたようです。

写真を撮ること自体が好きというのは昔も今も変わりありませんが、そこに「誰かと一緒に楽しい時間を過ごす」というプラスアルファの楽しみまで求めるようになってしまっていたんですね。

人間って強欲。

写真との向き合い方は常に変化するのかもしれない

写真が好きなのか楽しい時間が好きなのか

PROVIA100F 作例
Nikon NewFM2 × PROVIA100F

ブログを始めて以来、写真を撮りにいく機会もずいぶんと増え、たくさんの人とも出会うことができました。

普段あまり考え込んだりはしないタイプなのですが、写真についてはたまに真面目に考えたりすることもあります。

今回記事を書いていて、自分は写真を撮ることが好きなのか、みんなで楽しく過ごすことが好きなのか、一体どっちなんだろうかという疑問が浮かびました。

結論を言ってしまうと、どちらも好きです。

冷静になって考えてみれば、その両方の要素が詰め込まれたフォトウォークが大好きなのは当然のことなんだなと感じました。

納得。フォトウォークしたい。

今は今の写真が好き

PROVIA100F 作例
Nikon NewFM2 × PROVIA100F

まとまりのない文章をつらつらと書いてきましたが、今回の件で自分の中の写真に対する気持ちの変化に気付くことができました。

少し前までは、良い写真が撮りたいという気持ちが強かったように感じます。もちろん今も良い写真を撮りたいと思いながらシャッターを切っていますし、誰かに褒めてもらえたときには何にも代えられぬ喜びがあります。

しかし昔と今の違いは、うまく撮れなくても楽しければいいやと思えるようになったことです。ポジティブに捉えると気持ちに余裕が生まれた、悪く言えば簡単に諦めるようになりました。

昔は絶景写真やプロっぽい写真を目指していたりもしましたが、今は好きな人たちと過ごす楽しい時間を記録する、その中でいい感じに撮れてたらいいなと思いながら写真を撮ることが増えました。

その時々で撮りたい写真は変化してきましたし、これからも変化していくと思いますが、今は今の自分の写真が好きです。

さいごに

PROVIA100F 作例
Nikon NewFM2 × PROVIA100F

今回のフィルム現像を通して、写真に対する向き合い方もその時々で変化してきたんだなと気付かされました。根本の部分はそれほど変わらなくても、写真を撮る目的や写欲が満たされるポイントは微妙に変化していたようです。

また、改めてフォトウォークの楽しさを実感することができました。これは今後も変わることがないと思いますが、一人よりも同じ趣味を持った仲間と過ごす方が楽しいに決まっています。これからもあちこち飛び回ってフォトウォークはやっていきたいと思います。

勢いのままにこんな記事を書いてしまいましたが、また半年後には全く違った考えになっているかもしれませんし、何も変わっていないかもしれません。

その答え合わせはまた半年後にでも。