こんにちは、しゅんさんぽ(@shunsanpo)です。
最近はフィルムにハマってしまって、カメラ沼にまっしぐらな日々を過ごしています。沼に沈んでいっている自覚もありますが、もう止まれません。
そんな中、また新しい境地に踏み込んでしまいました。それが「リバーサルフィルム」です。
目次
ネガフィルムとリバーサルフィルムの違いは?
フィルムと一口に言っても、さまざまな種類があります。ネガフィルム、リバーサルフィルム、モノクロフィルムなどが有名です。モノクロフィルムは、その名の通りモノクロ(白黒)写真が撮れるフィルムです。
では、ネガフィルムとリバーサルフィルムはどのようなものなのでしょうか。また、どのような違いがあるのでしょうか。
ネガフィルムとは
一般的にフィルムと聞いて思い浮かべられるのが「ネガフィルム」だと思います。きっと一度はこんなフィルムを見たことがあるはず。
ネガフィルムは、現像後に焼き付け工程まで完了してはじめて、写真として完成します。上の写真のようなネガフィルムを見ても、どんな色で撮れているのか、なにが写っているのかあまりよくわからないかと思います。これは現像だけをした状態で、焼き付け工程がされていない状態なのです。
ネガフィルムの特徴としては、ラチチュードの範囲が広いため、暗い部分から明るい部分まで写すことができます。明暗差の大きな場面でも安心して撮影できるのは、ネガフィルムの最大のメリットだと思います。その広いラチチュードのおかげで、多少の露出ミスもカバーできます。
ネガフィルムの作例などは以下の記事で紹介しています。
▷ おすすめのカラーネガフィルムまとめ!定番から変わり種まで一挙公開!【作例】
リバーサルフィルム(ポジフィルム)とは
この写真、実は現像後のフィルムそのものなんです。フィルムに後ろから光をかざしただけで、こんなにも鮮やかに発色します。これが「リバーサルフィルム」です。
現像をした段階ですでに写真として完成しており、そのままでも見て楽しむことができます。本当はすべてリバーサルフィルムで撮りたいぐらいではあるのですが、もちろんデメリットもあります。
先ほどのネガフィルムとは違い、リバーサルフィルムはラチュードの範囲がかなり狭いです。つまり、しっかり露出を決めてラチュードの狭さを想定した上で撮らないと、白飛び(黒つぶれ)が起きてしまうのです。
この扱いの難しさもリバーサルフィルムの楽しみではあるのですが、慣れるまでは失敗写真を量産してしまう可能性はあります。特にマニュアル露出のカメラをお使いの方は要注意です。
富士フイルム「PROVIA100F」レビュー
フィルム自体が作品
リバーサルフィルムの特徴でも紹介した通り、なんと言っても現像から戻ってきたときの感動がすごい。車の中で一人静かにテンション爆上げしてしまったほどです。
驚きポイントその一、フィルム自体が作品。
控えめに言ってもポジフィルム最高(*´Д`*) pic.twitter.com/d4b8U91hs5
— しゅんさんぽ (@shunsanpo) 2018年6月2日
料金は結構かかる
今回使用したリバーサルフィルムが、富士フイルムの「PROVIA100F」です。おそらくもっともスタンダードなリバーサルフィルムだと思います。一般的なネガフィルムよりも少し値段は高いです。
さらに「現像代+データ代」で2,200円ほどかかりました。フィルム一本で3,500円以上かかるのは冷静に考えると結構つらいです・・・。
驚きポイントその二、金額。
写りはすごい(作例)
さて、かなりのお値段をかけて撮った写真はどのようなものだったのでしょうか。まだフィルム一本分しかありませんが、雰囲気だけでも伝わればいいなと思い作例を紹介します。
カメラ本体はNikon NewFM2を使用しました。増感などはせず、ISO100で撮影しています。
半逆光や空に向けてみたり、わざと明暗差のあるシチュエーションでも撮影してみましたが、そこまで大袈裟に白飛びや黒つぶれもせず、案外いけるなといった印象です。
そしてリバーサルフィルムの色がまた個性的でとても良かったです。ネガフィルムとも違う、デジタルとも違う、少し絵画のような描写でしょうか。フィルム特有の儚さというよりも、力強さを感じました。
驚きポイントその三、描写。
今回のまとめ
お値段の関係上、常用フィルムにはできないかもしれませんが、ここぞの場面で使いたいフィルムです。どちらかと言えばフォトウォークなどのスナップ写真ではなく、じっくり作品を撮りに行く時がおすすめですね。
現像後はしばらくフィルムを眺めてしまうこと間違いなしです。
フィルムの保管はどうしていますか?
こんなにも綺麗なリバーサルフィルム、いつでもすぐに見れる場所に置いておきたいですよね。
そのときに便利なのがこちら。
ファイルしておくことで、保管場所もかさばらず、見返したいときにもさっと取り出すことができます。