こんにちは、しゅんさんぽ(@shunsanpo)です。
インスタグラムの影響などもあり、今またフィルムカメラがブームとなっていますね。かく言う私も、その波に乗っかった一人でもあります。
そんなフィルムカメラの筆頭と言えば、やはり富士フイルムのロングセラー商品「写ルンです」。
本体と現像代を入れても2,000円ちょっとで遊べる、コスパ最強のフィルムカメラです。さまざまなフィルムを試していますが、総合的に見ると「写ルンです」に勝るものはないと思っています。
さて、今回はそんな大好きな「写ルンです」の魅力について書いていきたいと思います。
目次
「写ルンです」をおすすめする理由
この記事を書きながら「写ルンです」の魅力について改めて考えてみました。思いつくままに書いていきます。
小さい。軽い。かわいい。
軽くてコンパクト、さらにデザインの良さも相まって、常に持ち歩きたくなるアイテムです。今ではスマホもあるので、カメラをずっと持っていなくても写真は撮ることができます。それでも、持ち歩きたくなる魅力が写ルンですにはあります。
また、オシャレなケースも数多く販売されています。そのままでもかわいいですが、気分や服装に合わせて見た目をアレンジできるのも嬉しいポイント。
ファッションでカメラをやっているわけではありませんが、それでもオシャレに越したことはありません。
雑に扱える。そして意外とタフネス
カメラを趣味にされている方はご存知かと思いますが、基本的にカメラって高いんですよね。何十万円なんて当然の世界です。そうなると、どうしても取り扱いは慎重になってしまうものです。
その一方、「写ルンです」は使い捨てカメラ(正しくはリサイクルされていますが)ですからね。極端なことを言うと、最後まで撮り終えられてフィルムが無事であれば本体はどうなっていてもいいのです。
そしてその本体も、意外とタフなんです。
カラビナで腰に「写ルンです」を付けたまま全力疾走をする機会があったのですが、途中でカラビナのヒモが切れてしまい、写ルンですが私を追い抜くようなスピードで転がっていきました。それでも問題なくシャッターを切れましたし、現像した写真も問題ありませんでした。
あとは、海に行ったときにも大活躍しました。潮風もあり、手も海水で濡れている、そんな状態で高級なカメラにはあまり触りたくありません。しかし写ルンですなら、多少水がかかってもいいやぐらいの気持ちで使うことができるので、普段あまり撮れないような写真も撮れました。
書いていて思い出しましたが、写ルンですには防水タイプもあります。こっちを使えばもっと安心でしたね。
誰でも簡単に使えるフィルムカメラ
シャッターを切れば写真が撮れる、これ以上ないシンプルさが最高です。
カメラにまったく詳しくない人でも問題ありません。操作はただシャッターを切るだけ。難しいことなど何も考えなくてもいいのです。思いのままに撮りたいものを撮るだけです。
そして、フィルムカメラは一度撮影した写真は消すことができません。デジタルカメラだと、笑いすぎて変な顔になってる、構図がイマイチなど、さまざまな理由で写真を消してしまいがちです。確かにその一瞬は気に入らなかったかもしれませんが、後々見返した時にこういった写真こそ良い思い出として輝いて見えたりもするものです。
そんなフィルムカメラの魅力を、誰でも簡単に楽しめてしまう最高のカメラです。
失敗のないカメラ
そもそも「失敗写真」とは何なのか。一般的によく言われるのは、ピンボケ、ブレ、露出オーバー(明るい写真)などの写真を指されることが多いかと思います。
この定義に基づいて言えば、写ルンですは失敗写真を量産します。近付きすぎるとピントは合わないですし、手振れもよくします。逆光で撮ると盛大にフレアも出ます。
しかしそれさえも、写ルンですの優しい描写はすべて味に変えてしまうのです。伝わるかわかりませんが「よくわからないけど良い」んですよね。
気軽に撮れるカメラだからこそ、どうして撮ったのか覚えていないような写真が混じったりもしているものです。光は読めていないし、構図も理解不能だったり。ファインダーを見ずにノールックで撮ったりもします。
でもそれでいいんです。写ルンですは、それがいいんです。思いがけない最高の一枚が撮れるのが写ルンですの魅力です。失敗写真なんてありません。
「写ルンです」作例
「写ルンです」で撮影した作例をご紹介します。気軽に持ち出せるからこそ、さまざまな場面の写真がありました。
実際はかなりの枚数を撮影しているのですが、友達と遊びに行ったときや飲みに行ったときの写真も多く、ここでは公開できる写真のみになります。
さいごに
この記事を書くにあたって、写ルンですで撮影した写真を改めて見返してみました。すると、意外としっかりと撮れている写真もあれば、なにが起きているのかわからない写真、おそらくポケットの中で誤シャッターを切った写真など、かなり個性的な写真だらけでした。
デジタルカメラとは違い、撮れば撮るほどコストはかかります。だからこそ一枚ずつ大切に撮ろうと昔は思っていました。そう、昔は。
でもある日気付いたのです。こんなにどう撮ってもエモくなるのにシャッターを切らないなんてもったいないと。コスト以上に得ているものは多いはずです。なにより我慢はよくないです。
フィルム市場の規模が縮小している今、「写ルンです」もいつ生産終了が発表されるかわかりません。だからこそ、今のうちに、目一杯楽しめるだけ楽しんでやろうと思っています。
「写ルンです」の使い方も紹介しています
使い方と言っても基本的にはシャッターを切るだけですが、いくつか撮影時の注意点などはあります。
現像の出し方などについても解説をしていますので、これから始める方はぜひ一度読んでみてください。