Nikon Zfのズームレンズ選び|おすすめ標準ズーム5本を徹底比較

こんにちは、しゅんさんぽ(@shunsanpo)です。

先日こんな記事を書きました。

▷ 「誰かに見せる」から「自分のために残す」へ。動画制作が楽しくなった理由

この中でも書いたように、現在はZマウントの純正レンズは「NIKKOR Z 40mm f/2 (SE)」を使用しています。

ただ、家族旅行のVLOGを撮ろうと思うと、やっぱり便利なズームレンズが欲しいなと思うようになったわけです。

また動画だけではなく写真撮影においても、子供の行事やちょっとした撮影のお仕事などをもらったときにもズームが欲しい…と思う場面も結構ありました。

ということで、数年ぶりにズームレンズを買おうと決意し、Zfに合うズームレンズを探してみました。

ズームレンズと言っても、広角ズームや標準ズーム、望遠ズームなど様々な種類がありますが、今回はこれ一本でVLOG撮影からスナップ撮影、商品撮影まで使えるような万能なレンズをということで、「標準ズーム」に絞って比較検討しています。

NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S II

Zマウント標準ズーム界、最強最高のレンズ。

F2.8通し、AFが超爆速、ズームレンズでは最高峰の描写性能など良い点はたくさんありますが、個人的に一番刺さったのはインターナルズーム機構を採用していること。

インターナルズーム機構とは、ズーミングした時にもレンズの全長が変化しない設計構造のことです。普通、ズームレンズだと望遠にしたときにびょーんとレンズが伸びるでしょ?それがこのレンズは望遠にしてもレンズが伸びないのです。

これのなにが嬉しいかというと、全長が伸びないのでシンプルにかっこいいというのもありますが、実用的なところで言うとジンバルを使ったときにもバランスが一定に保たれます。

本格的な動画撮影にも使いたいという人にとっては非常に嬉しいポイントです。

そして、大三元のなかでは最軽量クラスの675g。高い描写力でありながら機動力もある、弱点のないレンズです。

一つだけ弱点をあげるとすると価格です。2026年9月時点だと、Amazonで322,630円とかなりお高め。大三元なので当たり前といえば当たり前ですが、気軽にお試しできる価格ではありません。

ちなみに型落ちの「NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S」であれば中古で20万円前後で購入可能です。

ただし、インターナルズーム機構は非搭載のため、他のレンズ同様にズームすると全長がにゅーんと伸びます。F2.8が欲しいのであればこちらを検討するのもありかと思います。

NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

F4通し、最短撮影0.3m、重量500gと、常用標準ズームレンズとしてのバランスはピカイチ。

Z 6やZ 7などのキットレンズとしても採用されており、価格もAmazonで88,000円とコスパの良いレンズです。

ただ、発売日が2018年9月28日とやや古く、これと言って特徴がないような気がします。

NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

標準ズームで24mmスタートは多くありますが、望遠側で120mmまであるレンズってそれほど多くはないんですよね。

一般的によくある望遠側70mmでも必要十分ではありますし、高画素化が進んだ今ではどうしても切り取りたいときはトリミングでなんとかなることも増えてきました。

それでも、あともう少し寄って撮影できればインパクトのある写真が撮れたのに…!と悔しい思いをしたこともあります。

それに、70mmと120mm、望遠端どっちまで撮れるレンズが欲しいですかと聞かれれば、そりゃあ少しでも撮れるバリエーションが広がるレンズが欲しいじゃないですか。

F2.8通しではなくF4通しですが、そのおかげでサイズも重量(約630g)もそれほど大きくなく、Zfに取り付けてもギリ許されるレベルかなと思います。(ギリね)

写真撮影だとF2.8欲しいなと思うこともあるかと思いますが、動画だとそこまで明るさを欲したり、うっすいピントで撮影したいと思う場面もそこまでないかなと思い、私の中では今イチオシのレンズです。

価格もAmazonで133,555円と比較的リーズナブルに抑えられています。

NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1

焦点距離は24-105mmと理想的な範囲をカバーできていますが、なにせF値が暗い。というよりも個人的に開放F値が変動するレンズは苦手なんですよね。

ただ、重さは約350gとめちゃくちゃ軽いので、付けっぱなしにして一日中持ち歩いても負担にならないのは大きな魅力。

価格もAmazonで78,000円とかなり安いですが、やはりF値が気になってしまうので、ちょっと選択肢には入らないかなという感じです。

Tamron 28-75mm F/2.8 Di IIIVXD G2(Model A063)

28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)の後継モデル。前モデルもコスパが良く、非常に評価の高いレンズでした。

実際、私もSONY a7RII、a7IIIで使用していましたが、Eマウントレンズはこれ以外使う必要がない(本当にこれ以外AFレンズは持っていなかった)ぐらい、スナップから風景、ポートレートまで何でも撮れるレンズでした。

しかも、F2.8通しで重量もわずか約550g。まさに付けっぱなしレンズにふさわしいレンズでした。

▷ 【作例】「TAMRON 28-75mm F2.8 Di Ⅲ RXD」で撮るポートレート(京都 美山かやぶきの里)

このレンズがさらに進化を遂げ、隅々までシャープな描写、精度の高い高速AF、最短撮低距離は広角端0.18mを実現しました。

前モデルに引き続きコスパの良さは健在で、F2.8通しでありながら10万円以内で購入可能です。

執筆時点で、Amazonだと105,800円となっています。性能を思うとこれはマジでやっすい。

結局どれが一番おすすめ?

では、結局どのレンズが一番おすすめなの?という話ですが、それについては完全にケースバイケースかなと思います。

いくつかのパターンを想定して考えてみます。

予算は無限、大きなレンズでも平気な人

予算がいくらでも出せるのであれば、最高峰のレンズ「NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S II」をおすすめしたいです。

ただし、大三元のなかでは最軽量クラスとはいえ675gあるので、体力に自信のない人やなるべく荷物は小さくまとめたい人には向かないかもしれません。体力に自信のある人や、現場までの移動はほとんど車だったりそれほど長時間カメラを持ち歩かない人であれば、「NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S II」一択です。

私も予算が無限あれば、確実に「NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S II」を買ってます。

軽量・コンパクトさを重視する人

なにがなんでも軽量・コンパクトさを重視するのであれば、約350gの「NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1」をおすすめします。

ただ個人的には、S-Line(Nikonの上位レンズ)でもなくF値も暗いという様々なデメリットを我慢してまで、標準ズームにする必要があるのかとは思います。それなら多少費用はかかったり、レンズを付け替えたりする必要は出てきますが、とにかくコンパクトにまとめたい人は「単焦点レンズ」を数本買うのがベストな気がします。

コスパを重視する人

多少であれば重たくなっても問題なければ、約500gの「NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」か、約550gの「Tamron 28-75mm F/2.8 Di IIIVXD G2」も選択肢に入ります。どちらも非常にコスパの良いレンズです。

純正にこだわらないのであれば、F2.8はやはり捨てがたいので「Tamron 28-75mm F/2.8 Di IIIVXD G2」を推したいところです。

コスパ、性能、常用性などバランスを重視したい人

S-Lineで描写力も高くて、F値もそれなりに明るくて、付けっぱなしにして様々な場面に対応できる焦点距離がある、コスパの高いレンズとなると、「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」一択です。

サイズは約630gとやや重めですが、Zfのようにグリップのないボディを使うときには多少長くて重たいレンズの方が撮影時に持ちやすかったりもするので、このサイズ感はマイナスなだけではありません。

まとめ

どれがベストかは人それぞれです。

なにを撮りたいか、どこまで性能を求めるか、サイズはどのぐらいまで許容できるか、予算はどのぐらいかなどなど、様々な視点から比較検討することが大切です。

予算がないから妥協して買えるものを買ってはみたけど自分の用途には合わなかった!となると、それこそもったいないですからね。

とにかくたくさん悩んで迷って比較して、どうか後悔のない一本を!