こんにちは、しゅんさんぽ(@shunsanpo)です。
今回ご紹介するのは、カラーネガフィルム「CineStil 50D」です。その名前からもわかるように、もともとは映画用フィルムとして作られたものを写真用に改良したネガフィルムです。
以前ご紹介した「CineStill 800T」と同じシリーズですね。
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CineStill 800Tもなかなか個性的なフィルムでした。しかしそれに負けないぐらい、独特の雰囲気を醸し出すフィルムです。
何本か使ってみましたので、さっそくレビューをしていきたいと思います。
「CineStill 50D」とは
どんなフィルム?
アメリカを原産としたフィルムですが、日本では2015年秋に発売されたばかりという比較的歴史の浅いフィルムです。
もともとは映画用フィルムとして作られたものを写真用に改良されたものです。映画用デーライトタイプですが、一般的なカラーネガ現像(C-41)ができますので、気軽に使うことができます。
感度はISO50という低感度のため、基本的には日中のよく晴れた日に使うことが多くなるかと思います。低感度のため、微粒子で高解像度が特徴です。
写りの特徴
3本ほど使ってみましたが、もちろんすべて日中の使用です。少しでも薄暗くなると、かなり厳しい感じがしました。
色の特徴としては、全体的に色被りが目立つかなという印象です。どこまで補正してもらえるかにもよりますが、なかなか見たことがないぐらいの色被りをしており、1本目が返ってきた時は少しびっくりしました。
しかしそれがすべて悪い意味という訳ではありません。グリーンがかなり強く出ますが、これも含めてシネマライクな雰囲気なのかなと思います。
「CineStill 50D」作例
では、作例を見ていきたいと思います。使用したカメラは、Nikon NewFM2です。
今回のまとめ
1本で約2,000円と決して安くはないこのフィルムですが、今までに味わったことのない独特の表現を楽しむことができました。
あまりの独特な色味に、撮る被写体は選ぶかもしれません。また、ISO50という低感度のため、使えるシチュエーションも限定されると思います。
お世辞にも使いやすいフィルムとは言えないため、誰にでもおすすめできるものではありませんが、普通のフィルムに飽きた方や、こういう色味を探していたという方には最適だと思います。
私もまだストックがあるので、ここぞの場面でまた使ってみたいと思います。
ネガフィルムまとめてみました
これまでに私が使ってきたネガフィルムをまとめてみました。各フィルム10枚程度の作例を掲載しています。