デジタル全盛期の今、なぜフィルムカメラで撮るのか。その理由と魅力を語ってみた【雑記】

こんにちは、しゅんさんぽ(@shunsanpo)です。

一週間ぶりのブログ更新となってしまいました。この一週間ブログも書かずに何をしていたのかというと、ひたすら中古カメラを物色していました。デジタルカメラではなく、フィルムカメラです。

インスタグラムなどの影響から、巷では空前のフィルムカメラブームが起きています。そのおかげもあり、20年も30年も前のフィルムカメラに関する情報を容易に手に入れることができるようになりました。

しかし、そのブームによる弊害ももちろんあります・・・。

それは、値段の高騰です。

生産が終了しているフィルムカメラに人気が殺到しているので当然と言えば当然なのですが、とにかく値段が異常に吊り上がっています。物によっては定価の3倍以上で中古品が出回っていたりするほどです。

そんなもの誰が買うの?と思われるかもしれませんが、私も買いかけたその一人です・・・。

今回の記事では、なぜフィルムカメラで撮るのか、どんな機種が人気なのかについて書いていきます。

フィルムカメラで撮る理由

SUPERIA作例

時代はデジタル化がどんどん進んでいます。むしろデジタル化されていないものを探す方が困難なぐらいです。

今さら言うまでもありませんが、カメラだってデジタル化されたものの一つです。2002年を境に、デジタルカメラがフィルムカメラの出荷台数をあっさりと追い抜いてしまいました。

デジタルカメラであれば、すぐに撮った写真を確認できる、撮った写真をメール(LINE)ですぐに共有できる、フィルム代も現像代もかからないなど、デジタルカメラがフィルムカメラを淘汰していったことになんの不思議もありません。

前置きが長くなりましたが、ではなぜフィルムカメラで写真を撮るのか。

それは、フィルムでしか味わえない楽しみがあるから。

「え、こんなの理由にならない。」と思われそうですが、これが自分の中で一番しっくりきたのです。

ではその楽しみについて、一つずつ簡単に説明します。

フィルムでしか撮れない写真がある

やはりなんと言ってもフィルム独特の色味と粒子間。これをデジタルで再現するのは相当難しいと思います。

SUPERIA作例

PORTA400作例

OLYMPUS TRIP35作例

OLYMPUS TRIP35作例

OLYMPUS TRIP35作例

カメラ本体だけでなく、使うフィルムによっても全く違った絵になるのもおもしろいところ。

おすすめのカラーネガフィルムまとめ!定番から変わり種まで一挙公開!【作例】

高感度フィルムを使ったときのノイズ感でさえ味わいに変えてしまいますやはりデジタルカメラとフィルムカメラは別物です。

良い写真が撮れたら楽しいに決まってる。

フィルムだと失敗写真も撮れる

フィルムカメラだと、失敗写真も撮ることができます。また意味のわからないことを言っていますが、そうなんです。

では、何枚か失敗写真を紹介していきます。

フィルムスナップ

微妙にピント外した。

失敗写真作例

間違ってシャッター切った。

失敗写真作例

もっと間違ってシャッター切った。

失敗写真作例

暗かった。

失敗写真作例

もっと暗かった。

失敗写真作例

ピントも露出も間違えた。

いかがだったでしょう。みなさん同じ感想だと思いますがどう見ても失敗写真なんです。

もしデジタルカメラで同じような写真が撮れたとしたら、どうしますか?私なら間違いなく即削除します。その時点で失敗もなにも、存在すらなかったことになります。

しかし、フィルムは嫌でもこうして写真として残ります。決してキレイな写真ではないかもしれませんが、この時なにかに惹かれてシャッターを切ったはずです。間違ってシャッターを押してしまっていた写真も、それも思い出の一つです。

デジタルでは残せない(残さない)写真を、フィルムでは残すことができるのです。その瞬間は一度きり。写真を消すなんてもったいない。(デジタルだと私も躊躇なく削除してしまいます。どうしてなのか)

撮影自体がとにかく楽しい。気持ちいい。

高槻こいのぼりフェスタ1000

最後は完全に感覚の話になってしまいますが、とにかく撮影自体が楽しいです。シャッターを切っていて気持ちいいです。

写真撮ってるなという気持ちにしてくれます。フィルムを巻き上げるのが特に好きで、クールにキメて巻いていますが内心はニヤニヤしています。

フィルムの装填も好きです。もっと言うとフィルムのフォルムが好き。ネガフィルムを見るのも好き。たぶん変態なんです。

人気のコンパクトフィルムカメラ

2018年6月現在、人気のコンパクトフィルムカメラを紹介します。

フィルムカメラの中でも、一眼レフ(レンズ交換式)よりもコンパクトカメラが特に人気のようです。

CONTAX T2

1990年発売。定価12万円。現在の中古価格:6万~10万円

京セラから発売された高級コンパクトフィルムカメラです。

特徴はなんと言ってもCarl Zeiss(カールツァイス)Sonnar 38mm F2.8が搭載されていること。これが素晴らしい描写をするレンズらしいです。(持ってないのでらしいとしか言えない・・・)

あとは、チタンボディで重厚なフォルムも人気の理由です。見た目も可愛いので、女性が持つカメラとしても最適だと思います。

素晴らしい作例がごろごろ出てきますので、ぜひ一度調べてみてください。欲しくなります。

NATURA CLASSICA

2006年発売。オープン価格(実売定価:2万円)。現在の中古価格:5万~7万円

FUJIFILMから発売された、ズームレンズを搭載したフィルムカメラです。

とにかくデザインが最高です。軽くて小さくて可愛い。気軽に持ち出せるカメラとして今も昔も大人気です。

当時に戻って2万円で購入したい。

KLASSE S

2007年発売。オープン価格(実売定価:8万9千円)。現在の中古価格:6万~10万円

FUJIFILMから発売された高級コンパクトフィルムカメラです。

少し系統は違いますが、さきほど紹介したNATURA CLASSICAの上位機種です。こちらはズームレンズではなく、38mm F2.8の単焦点レンズを搭載しています。

ちなみにKLASSE Wという商品もありますが、こちらは28mm F2.8の広角レンズが搭載されています。

個人的に広角の単焦点は少し使いずらいので、スナップからポートレートまで何にでも使いやすいKLASSE Sの方をおすすめします。

まとめ

最後の人気のカメラが、そのまま私の欲しいカメラたちです。

現行レンズを買えてしまうぐらいの値段になっていますが、それでも欲しくなってしまうぐらいフィルムカメラは魅力でいっぱいです。

フィルムでしか味わえない楽しみ、ぜひ一度体験してみてください。

まずは気軽に始められるフィルムカメラ、「写ルンです」もおすすめです。

数千円で買えるフィルムカメラもあります

「いきなり高いカメラはちょっと…」という方はぜひこちらの記事をどうぞ。

ヤフオクで1,000円~5,000円ほどで購入できるコンパクトフィルムカメラです。作例もたくさん掲載しています。

「OLYMPUS TRIP35(トリップ35)」徹底レビュー!使い方は簡単、気軽に使えるフィルムカメラ