こんにちは、しゅんさんぽ(@shunsanpo)です。
フィルムカメラを始めてみたいけど難しそう、馴染みがなくて扱い方がわからないなど、フィルムカメラはデジタルカメラよりもハードルが高くなりがち。
中でも、特につまずきやすいのがフィルムの装填です。
ということで今回は、フィルム一眼レフカメラのフィルム装填方法をご紹介していきます。
そうです。フィルムカメラはむずかしくない。
フィルムの入れ方
裏蓋を開けてフィルムを詰める
巻き戻しクランクを上げて、さらに引っ張りあげることで裏蓋が開きます。
機種によってはロックがついており、引っ張るだけでは開かないものもありますのでご注意ください。
開きました。
フィルム室にフィルムを入れます。
フィルムを巻き上げていく
先端を少し引っ張りだします。
スプールの溝にフィルムの先端を差し込みます。
フィルムの上下の穴に、カメラの小さな爪が引っかかっていることを確認します。これが噛み合っていないと上手く巻き上げられません。
巻き上げレバーを2回ほど動かして、フィルムが外れないようしっかり巻きつけていきます。
フィルム先端の細い部分が見えなくなるぐらいまで巻き上げていきます。
蓋を閉めてたるみを取る
しっかりと巻けていることを確認して、裏蓋を閉めます。
巻き戻しクランクを回して、フィルムのたるみを取ります。ちゃんと装填出来ていれば、ある程度回したところで止まりますはずです。いつまでも回り続ける場合、フィルムが外れてしまっている、もしくは切れてしまっている可能性があります。
枚数カウンターが0になるまで2回ほど空シャッターを切れば、フィルム装填は完了です。
まとめ
慣れるまでは、面倒でも毎回調べながら一つずつの作業を確実にした方がいいかと思います。
36枚撮り終わってから、ちゃんと巻けていなくて1枚も撮れていなかったなんてことになるのは最悪です。それこそフィルムカメラを二度と触らなくなってしまうかもしれません。
とはいえ、どのカメラでも基本的な構造は同じ。今回はCanon AV-1というカメラを使って解説しましたが、数回この作業をしているうちにどんなカメラでも装填できるようになると思います。
まずは最初の鬼門「フィルム装填」を乗り越えて、楽しいフィルムカメラライフを送ってくださいね。
ネガフィルムまとめてみました
今回の解説に使ったフィルムは「業務用100」というネガフィルム。
フィルムってまだ生産されてたんだと思われるかもしれませんが、昔に比べると数こそ減ったものの、現在もたくさんの種類が発売されています。
使うフィルムによって写真の雰囲気はまったく違ってきます。お気に入りのフィルムをぜひ見つけてみてくださいね。