こんにちは、しゅんさんぽ(@shunsanpo)です。
冬場は日が暮れるのが早くて、一日が短く感じてしまいます。仕事が終わるころには外はもう真っ暗で、なんだか損した気分になってしまうのはきっと私だけではないはず。
仕方がないので、長い夜を楽しみましょう。夜は夜で日中とは違った写真が撮れるので、写活も意外と楽しいものです。そんな夜に大活躍するものといえば、高感度フィルムですね。
ということで今回は、高感度フィルム「Kodak PORTRA800」をご紹介したいと思います。
「Kodak PORTRA800」とは
どんなフィルム?
「PORTA800(ポートラ800)」とは、Kodak社から発売されているロングセラー商品の一つ。PORTRAシリーズには、ISO160・ISO400・ISO800の3種類が展開されています。
今回ご紹介するのはISO800です。PORTRAの3種類の中ではもっとも高感度フィルムのため、暗所での撮影にも強いです。薄暗い屋内撮影はもちろん、夕方以降の撮影であれば積極的に使いたくなります。
写りの特徴
PORTRAシリーズすべてに言えることですが、鮮やかではっきりとした発色です。
高感度フィルムですがノイズ感もそこまで強くはなく、比較的なめらかな描写だと思います。
色味は暖色寄りで、どこかぬくもりのある雰囲気を感じさせます。逆に言うと、淡い写真やふんわりした写真を撮るにはあまり向いていないかもしれません。
「Kodak PORTRA800」作例
ここからは、実際に「PORTRA800」を使って撮影した作例を紹介していきます。
まずは夜スナップ。夜スナップに使えるのも高感度フィルムの特権です。
コントラストが高く、ビビッドな描写。賑やかな繁華街の雰囲気にもよく似合います。
ギラギラした街の雰囲気をよく再現できています。
薄暗いカフェで撮影。照明の色でしょうか?とてもぬくもりある色味になりました。
少し絞ってやれば日中スナップにも使えます。快晴の日は少し厳しい気もしますが、曇りの日であれば問題なく使えました。
日中だとこってり感が薄まり、また違った雰囲気に。
とは言ったものの、やはりこってりしています。
ここまでは大手家電量販店で現像したもの。暖色、こってり目の仕上がりで、いかにもKodakといったところでしょうか。
この後からの写真は、フォトカノンで現像したものになります。同じフィルムでも現像所によってこんなにも違うものなのかと驚きました。
あれ?淡い?
さきほどフィルムの特徴で「淡い写真を撮るにはあまり向いていない」と言いましたが、淡い雰囲気も出せそうですね。フィルムは奥が深い。
これだけ薄暗い場所でもISO800だと心強いですね。シルエット撮影もはかどります。
真っ暗な場面ではさすがに厳しいですが、ある程度の明かりがあればなんとかいけます。高感度フィルム、頼りになります。
今回のまとめ
「絶妙な彩度とコントラスト「Kodak PORTRA400」レビュー」でも言いましたが、ポートラ800も鮮やかなフィルムでありながら優しい描写をするんですよね。
もちろん一年中使えますが、暖色寄りでぬくもりのある色味ですので、個人的には冬場の写真と相性が良い気がします。
まさにこれからの季節、夕暮れ時やイルミネーション撮影に大活躍だと思います。平成最後の冬、PORTRA800で楽しい思い出を切り取りましょう!
ネガフィルムまとめてみました
これまでに私が使ってきたネガフィルムをまとめてみました。各フィルム10枚程度の作例を掲載しています。