『SONY α7RII』を約1年間使い込んで感じたこと【レビュー・作例多数】

こんにちは、しゅんさんぽ(@shunsanpo)です。

今回ご紹介するのは、フルサイズミラーレスカメラ『SONY α7RII』です。

発売から随分経ちますが、まだまだ現役として活躍してくれています。後継機である「α7RIII」が発売された今でも、私の絶対的エースカメラとして君臨しています。

約1年間使用してみましたので、長期使用レビューをしていきたいと思います。

『SONY α7RII』外観

カメラは写真を撮るための道具であることはもちろん、アクセサリーのひとつでもあると思います。そのため見た目もとても重要な要素です。

ということで、まずは外観デザインから見ていきます。それなりに使い込んでいるのであまり綺麗ではありませんが、操作性などを見ていただければと思います。

α7RII 外観
正面
α7RII 外観
背面
α7RII 外観
チルト液晶
α7RII 外観
左側面には各種端子
α7RII 外観
右側面にはSDカードスロット
α7RII 外観
底部にはバッテリー
α7RII 外観
α7シリーズの象徴であるオレンジリング
α7RII 外観
アクセントカラーのオレンジ色がかっこいい

『SONY α7RII』スペック

続いては、スペックです。

発売日 2015年8月7日
有効画素数 約4,240万画素
使用レンズ ソニーEマウントレンズ
撮影素子 35mmフルサイズ(Exmor R CMOSセンサー)
ファインダー 235.9万ドット / 視野率100% / 倍率0.78倍
モニター 3インチ(122.8万ドット)
タッチパネル ×
チルト液晶
シャッタースピード 1/8000秒~30秒
サイレントシャッター
手振れ補正 4.5段分
撮影枚数 ファインダー時:約290枚、液晶モニター時:約340枚
メモリーカード シングルSDスロット

ここでは特徴的な部分のみを抜粋して記載しました。より詳しいスペックについては、以下の公式サイトをご覧ください。

SONY α7RII 主な仕様 / デジタル一眼レフカメラ(ソニー)

『SONY α7RII』特徴

ここからは、α7RIIの特徴について一つずつ見ていこうと思います。

高解像度で細部までくっきり

まずなんと言っても特筆すべき点は、α7Rシリーズ共通の特徴でもある「高解像さ」です。有効画素数4,240万画素で、細部までも写し撮ることができます。

では、一つサンプルを例に見てみます。

画素数検証

圧縮はしていますが、こちらがオリジナルです。では、この写真の中央部を切り出してみます。

画素数検証-拡大

こちらが中央部を切り出したものです。これだけトリミングしてみても、葉っぱの輪郭や水面の揺らぎなどもしっかりと残っています。高画素機、すごい。

ただし、高画素機のデメリットもあります。それはデータサイズがかなり大きくなってしまうため、HDDなどのデータ容量を圧迫してしまいます。RAWだと1枚40MBほどですので、25枚撮るだけで1GBを使用する計算です。SDカードもそれなりに大容量で高速なものを使用しないといけません。

さらにRAW現像をする場合は、高スペックなパソコンも必要になります。

小型ボディにフルサイズセンサー搭載

α7RII 外観

一般的にセンサーサイズが大きければ大きいほど、ノイズも少なく高画質になると言われます。その一方でセンサーサイズが大きくなると、ボディサイズも大きくなってしまうのが事実です。

しかし、α7RII(α7シリーズ)はフルサイズセンサーを搭載しながらも、小型軽量を実現しています。

また、このカメラに積んでいる「Exmor R CMOSセンサー」広いダイナミックレンジ、高感度での低ノイズを実現しており、高画素機を実現するためには欠かせないセンサーだそうです。カメラのセンサーメーカーとしても有名なSONYの技術が結集されています。

今ではCanonやNikonからもフルサイズミラーレスが発売されていますが、どこよりも早くフルサイズミラーレスに着手していたSONYにまだ分があるのではないかと思って(信じて)います。

オールドレンズとの相性抜群

オールドレンズ特有のフレア

オールドレンズとの相性も抜群です。これは、私がこのカメラを買った理由の一つでもあります。

オールドレンズを使うには、マウントアダプターと呼ばれるアダプターをボディとレンズの間に挟む必要があります。しかしこのアダプター自体は、ほとんどのミラーレスカメラで使用することができます。

では、どうしてα7RIIがオールドレンズとの相性が良いのか。それは、先ほどもご紹介したフルサイズセンサーを搭載しているからです。

ここでは難しい説明はしませんが、オールドレンズというのは35mmフィルムカメラ時代のレンズを指されることが多いです。35mmフィルムカメラ時代のレンズとは、つまり、フルサイズ用レンズのことです。

フルサイズ機であるα7RIIで使用することで、オールドレンズの魅力である周辺部を活かし、実際の焦点距離のまま使用することができるのです。

APS-Cセンサーのカメラだと、オールドレンズの美味しい部分(周辺部)がカットされてしまいます。

シャッター音がメカメカしい

これは完全に好みかと思いますが、シャッター音が「シャキン」というような音です。

「カシャ」などではなく、「シャキン」です。かなり高音です。私は結構好きですが、これには賛否両論あるようです。

Youtubeなどにもアップされていますので、ぜひ一度聞いてみてください。

MC-11を使えばCanon用レンズも使用可能

SIGMAから発売されているマウントコンバーター「MC-11」。これを使うことで、Canon用のEFレンズをα7RIIでも使用することができるようになります。

私もそうですが、「MC-11」のおかげでCanonからSONYへマウント移行する人が続出していたように感じます。

これについては、以下のレビューにて使用感などを書いています。

Canon用レンズをSONY機で使ってみた『SIGMAマウントコンバーター MC-11』レビュー

ホールド性は満点ではない

先ほど、フルサイズ機でありながら小型軽量を実現したとご紹介しました。

しかし、ただボディが小さければ良いというわけではありません。フルサイズ用のレンズはどうしても大きくなってしまうため、ボディとレンズとのバランスが大切になってきます。

α7RII 外観

親指をかけるグリップはやや浅めです。軽いレンズであれば問題ありませんが、望遠レンズ、明るいレンズを付けて一日振り回すには少し心もとないかもしれません。

α7RII 外観

あと、これはよく言われる部分ですが、手の大きな人が持つと小指が余ってしまいます。男性にしては手の小さい私でさえ、いつも小指は浮いています。

ホールド性が悪くて使いにくいというほどではありませんが、長時間の撮影だときついかもしれません。

L型プレートをつけることで改善はできますが、個人的にはあまりかっこよくない気がして付けていません。

バッテリーの持ちはイマイチ

これはミラーレスの弱点なので仕方がないのかもしれませんが、バッテリーの持ちは非常に悪いです。一日の撮影だと、バッテリー3本は持っていないと不安になるレベルです。

純正バッテリー2本と、互換バッテリー2本は常に持つようにしています。今のところ互換バッテリーで不具合等は起きていませんが、ご使用の際は自己責任となりますのでご注意ください。

(互換バッテリーがAmazonからなくなっていたので、以下のリンクは純正バッテリーです。)

画像保存中は再生画面を開けない

写真を撮影した後、画像の保存中はFnメニューや再生画面へのアクセスができません。それらの項目にアクセスしようとすると「画像保存中。実行できません」というメッセージが出てきます。

ほんの数秒待てば問題なくアクセスはできるのですが、これが意外と不便です。ポートレート撮影や仕事での撮影となると、シャッターを切ってすぐに「どんな感じで撮れてる?」とモデルさんやクライアントから言われることがよくあります。

その時に待ってもらう時間が生まれることで、撮影のテンポが悪くなり、なんとも申し訳ない気持ちになってしまうのです。

後継機であるα7RIIIでは改善されているようなので、そちらも気になるところ。

『SONY α7RII』作例紹介

さて、ここまでは良い点も悪い点もご紹介してきました。しかしなにより重要なのが、その写りだと思います。

ここからは、α7RIIで撮影した作例をご紹介していきたいと思います。

α7RII × オールドレンズ

まずはオールドレンズで撮影した作例です。EVFなのでピント合わせもしやすく、一気に使用頻度が高くなりました。

α7RII × オールドレンズ

α7RII × オールドレンズ

α7RII × オールドレンズ

α7RII × オールドレンズ

α7RII × オールドレンズ

α7RII × オールドレンズ

α7RII × オールドレンズ

α7RII × オールドレンズ

α7RII × オールドレンズ

α7RII × オールドレンズ

α7RII × オールドレンズ

α7RII × オールドレンズ

α7RII × オールドレンズ

α7RII × オールドレンズ

α7RII × オールドレンズ

α7RII × オールドレンズ

α7RII × オールドレンズ

α7RII × オールドレンズ

α7RII × オールドレンズ

α7RII × オールドレンズ

α7RII × オールドレンズ

α7RII × オールドレンズ

α7RII × オールドレンズ

α7RII × オールドレンズ

α7RII × オールドレンズ

α7RII × オールドレンズ

α7RII × オールドレンズ

高画素機でオールドレンズを使用していますが、特に無理をしている感じはなく、なめらかな描写をしていると思います。フレアやゴーストを積極的に狙って撮ると、オールドレンズらしい面白い写真が撮れます。

オールドレンズについては、以下の記事にて詳しくご紹介しています。

▷ オールドレンズ初心者におすすめ!1万円以内で買えるオールドレンズまとめ【レビュー・作例多数】

α7RII × 現行レンズ

ここからは、α7RIIに現行レンズ(FEレンズ、EFレンズ)を付けて撮影した作例になります。

オリジナルサイズだと大きすぎるのでさすがに圧縮はしていますが、高画素機らしい写りは伝わってきます。カリカリ好き、風景好きであれば、好みの描写をするかなと思います。(作例にそういった写真がほとんどなくて申し訳ないです)

α7RII 作例

α7RII 作例

α7RII 作例

α7RII 作例

α7RII 作例

α7RII 作例

α7RII 作例

α7RII 作例

α7RII 作例

α7RII 作例

α7RII 作例

α7RII 作例

α7RII 作例

α7RII 作例

α7RII 作例

α7RII 作例

α7RII 作例

α7RII 作例

α7RII 作例

α7RII 作例

α7RII 作例

α7RII 作例

α7RII 作例

α7RII 作例

α7RII 作例

α7RII 作例

α7RII 作例

α7RII 作例

α7RII 作例

α7RII 作例

α7RII 作例

α7RII 作例

α7RII 作例

α7RII 作例

α7RII 作例

α7RII 作例

α7RII 作例

α7RII 作例

ダイナミックレンジの広さは、撮って出し派もRAW現像派もかなり恩恵はあるかと思います。私は基本的にRAW現像ありきで撮影していますが、アンダーに撮りすぎたと思っても、現像してみると案外粘ってくれていて助けられたことが何度もあります。

そして多少のトリミングであれば問題なく耐えられる点も、イベントやスポーツ、ペット撮影などのタイミング重視の撮影でも大活躍します。撮影時はシャッターチャンスに集中して、構図などはあとから微調整できるのも、高画素機ならではだと思います。

まとめ

『SONY α7RII』のいいところ

  • 高解像度で細部までくっきり
  • 小型ボディにフルサイズセンサー搭載
  • オールドレンズとの相性抜群
  • Canon(EF)レンズも使用可能
  • 男心をくすぐるメカニカルなデザイン
  • 豊富なレンズラインナップ

『SONY α7RII』のもうひとつなところ

  • バッテリーの持ちはイマイチ
  • ホールド性にやや難あり
  • フルサイズにしては小型だが、やっぱり大きい
  • 画像保存中に操作できないことがある
  • 人によってはシャッター音が気になる
  • 純正レンズが高い
  • フラッグシップでありながらシングルSDスロット

さいごに

発売から3年以上が経ち、後継機も出ているため、もちろん気になる点や改善点はあります。まとめにも、もうひとつなところもたくさん書き出しましたが、使用用途によっては特に問題ない場合もあります。

α7RIIIやα9などの最新機種が続々と発売され、値段も随分と落ち着いていますので、使用用途によっては今がかなりお買い得かと思います。

高画素機が欲しい、オールドレンズで遊びたい、α7シリーズのデザインが好き、このような方はぜひ一度店頭にて触ってみてください。フルサイズの世界に飛び込みましょう。