こんにちは、しゅんさんぽ(@shunsanpo)です。
さていきなりですが、みなさんはデジタルカメラで撮影するときの上限ISOはいくつに設定されていますか?
私は少し抑えめにISO6400を上限に設定していますが、最近のデジタルカメラではISO102400など桁違いな高感度性能が当然のように搭載されています。しかし、フィルムにおいてはISO800でも高感度に分類されるのです。
ということで今回は、ISO800の高感度フィルムをご紹介していきます。富士フイルムから発売されている「SUPERIA Venus800(ビーナス800)」です。
では、さっそくレビューしていきたいと思います。
「SUPERIA Venus800」とは
どんなフィルム?
ISO800の高感度常用フィルムです。夜間撮影で活躍するのはもちろんのこと、F値があまり明るくないカメラでもシャッタースピードを稼ぐことができるため、コンパクトフィルムカメラとの相性も良いです。最近では、CONTAX TVS IIとの組み合わせでよく使用しています。
値段もお手頃なので、気軽に使えるのもいいところです。
しかし、フィルムの事業縮小の波に押されて、2019年12月をもって販売終了となることが決定しました。
写りの特徴
公式ホームページによると、高感度フィルムでありながらISO400と同程度の粒状性を維持してるそうです。実際撮った写真を見てみても比較的なめらかで、ノイズはほとんど気になりません。
また、第4の感色層により、色鮮やかで忠実な色再現をします。これはPRO400Hなどと同じですね。とにかく富士フイルムはナチュラルで自然な色味が特徴だと思います。
「SUPERIA Venus800」作例
ここからは、実際に「SUPERIA Venus800」を使って撮影した作例を紹介していきます。
せっかくの高感度フィルムですので薄暗い屋内で使用してみました。頑張れば撮れますが、高感度と言ってもISO800なので肉眼で見て暗いなぁと感じる場面では少々厳しいかもしれません。
コンパクトフィルムカメラでさくさく撮りましたが、富士フイルムのリアルで生々しい描写とスナップの相性は抜群だと思います。
もちろん一眼レフでしっかり構えて撮っても良きです。
天気や季節の違いなのか、もしくは現像所の違いなのかはわかりませんが、同じフィルムでもこんなに様々な青色が出ました。
逆光で撮影。ぬくもりある色味がいいですね。
光と影のコントラストが美しい。
毛の質感や瞳の輝きまで写し出しています。すごい。
どこか懐かしい色味がレトロ喫茶にもよく似合います。
フィルムを早く現像に出したくてカメラ屋の駐車場で撮った写真。車内の写真が増えてきました。
シンメトリーはついつい撮りたくなります。
屋外で遊んでそのあと居酒屋に行く、よくあるシチュエーションかと思います。そんな時でも、ISO800であればこれ1本で一日撮影できるかと思います。ただしよく晴れた日だと屋外ではかなり絞る必要がありますので要注意。
さいごに
ISO800のネガフィルムと言えば、ロモグラフィーからCN800というフィルムも販売されています。
しかし、やっぱりなんだかんだで富士フイルムのフィルムが好きなんですよね。日常のなんてことない写真を撮りたい人なので、鮮やかさや煌びやかさよりも忠実な写りをしてくれる富士フイルムをついつい使ってしまいます。
屋内撮影にも使いやすいので、自宅で家族写真を撮るのにもおすすめです。写真は一生の宝物、ぜひ日常写真をたくさん残してみてください。
フィルムの事業縮小の波に押されて、2019年12月をもって販売終了となることが決定しました。しかしまだあと半年あります。今のうちにたくさん買っておきましょう!
ネガフィルムまとめてみました
これまでに私が使ってきたネガフィルムをまとめてみました。各フィルム10枚程度の作例を掲載しています。