こんにちは、しゅんさんぽ(@shunsanpo)です。
以前、「CONTAX TVS」のレビューを書きました。高級コンパクトフィルムカメラということで、見た目も高級感があり、写りも文句なしのカメラでした。
▷ 「CONTAX TVS」レビュー!高級感のあるボディから想像以上の写りを見せてくれるカメラ【使い方・作例】
これから使い込んでいこうと意気込んでいた矢先でしたが、突然電源が入らなくなって壊れてしまったため、泣く泣く手離すことに。
さて、そこで新たに手に入れたカメラが、今回ご紹介する「CONTAX TVS II」です。名前を見ていただいてわかる通り、CONTAX TVSの後継機種になります。
目次
「CONTAX TVS II」外観
まずは外観から見ていきます。
デザインに関しては、ほとんど初代と変わりません。
唯一大きく変わった点が、レンズ回りです。
初代にはズームレバーが付いていましたが、CONTAX TVS IIではレバーではなくリングに変わりました。見た目もスッキリとしていい感じです。
また、レンズバリア式になり、電源をオフにすればレンズが隠れるようになったのも嬉しいポイントです。外したレンズキャップをなくしてしまう心配もなくなりました。
「CONTAX TVS II」特徴
続いて、CONTAX TVS IIの特徴です。
正直に言うと「CONTAX TVS」とほとんど被ってしまっていますが、これが特徴であることには変わりませんのでこちらにも書いておきたいと思います。
コンパクトさが可愛い
大人の男性が持ってこのサイズ感です。非常にコンパクト。私は基本的に両手で撮影してしまいますが、オートフォーカス搭載なので片手でも撮影できます。
シンプルなデザインで、男女問わず持ちやすいかと思います。
ズームレンズが便利
CONTAX TVSシリーズの特徴と言えば、なんといってもズームできること。
明るいレンズではありませんが、28mm~56mmまでズーム可能なのはなにかと便利です。もうちょっと近付きたい時にさっと寄れるので、シャッターチャンスもそれだけ増えます。
色乗りが良く鮮やかな写り
使うフィルムを変えたり、何ヶ所かのラボに現像をお願いしてみましたが、多少の違いはあれど基本的にはどこも似たような雰囲気になりました。
特徴としては、とにかく色乗りが良くややこってりしています。天気が良い日中などは、実物以上に鮮やかに写し撮れるかと思います。
コントラストが高すぎるせいか、黒つぶれがよく起きてしまいます。よく言われるように、+1EVをベースに撮影するのがいいかもしれません。
「CONTAX TVS II」作例
では、ここからは実際に「CONTAX TVS II」で撮影した写真をご紹介します。
まとめ
「CONTAX TVS II」のいいところ
- 高級感のあるデザイン
- 首から下げているだけでおしゃれ
- オートフォーカス搭載で片手でもさくっと撮れる
- ズームが便利
- 基本すべてオートで撮れるのでスナップにも最適
- フィルムらしさがエモい
- 手頃な価格で買える(30,000~40,000円ほど)
「CONTAX TVS II」のもうひとつなところ
- オートフォーカスがうるさい
- 結構ピントを外す(個体によって違うかも)
- シャッター音が気持ちよくない
- F値は暗め(F3.5-6.5)
- どう写るか読みにくいので、狙った写真を撮るには慣れが必要そう
- 高画質とは言えないのでスマホのようなクリアな写りを求める人には不向き
さいごに
フィルムカメラに何を求めるか、どんな写真が好きかにもよりますが、正直まだ期待していたほどの写真は撮れていません。もう少しすっきりした色味が好みであったり、シンプルに私の実力不足なだけだと思いますが、初代CONTAX TVSがとても良かったので少し期待しすぎていたのかもしれません。
露出補正でハイキーやローキーを試してみたり、まだ使っていないフィルムを入れてみるなど、これからもう少し研究をしてみたいと思います。
ただし誤解のないよう言っておくと、気軽に使えるスナップカメラとしては十分すぎるクオリティです。洗練されたチタンボディ、サファイヤの削り出しレリーズ、カールツァイス製レンズを搭載など、定価10万円以上にふさわしい仕上がりとなっています。
CONTAX T2やCONTAX T3と比べるとお手頃価格ですので、描写も好みだと感じられた方にとってはとてもお買い得なカメラかなと思います。古いカメラですので、できれば実店舗で状態の良いものを探してみてください。
こんなフィルムカメラもあります
もっとじっくりと写真と向き合いたい、そんな方にはこちらの「Nikon NewFM2」もおすすめです。私がフィルムにハマるきっかけになったカメラでもあり、今も愛用しているカメラです。