こんにちは、しゅんさんぽ(@shunsanpo)です。
今回ご紹介するのは、FUJIFILMの高級コンデジ「X100F」です。
もともと気軽に撮影できるカメラが欲しくて購入しましたが、今では旅行にも持って行くほどお気に入りのカメラの一つとなりました。実際に使ってみて感じましたが、シチュエーションを選ばずに使える、コンデジの概念を覆された一台でもあります。
「X100F」の購入直後にファーストインプレッションは書きましたが、その後じっくりと使用してみましたので、今回改めてレビューをしてみたいと思います。
かなりボリュームたっぷりになりますが、どうぞお付き合いください。
目次
「FUJIFILM X100F」外観
X100Fユーザーが口を揃えて言うこと、それは「X100Fかっこいい!」。
ということで、まずは外観を見ていきたいと思います。
かっこよく撮りました「X100F」
どんな背景でも似合ってしまう罪なカメラ。写真を撮るためのカメラですが、撮られても良いカメラです。
見やすく撮りました「X100F」
さて、ちゃんとした外観写真も掲載しておきます。
純正フード(別売り)をつけるとそれなりに大きくなります。しかし、金属製の高級感のあるフードなので、機能性よりもオシャレのために基本付けっ放しにしています。
「FUJIFILM X100F」スペック
X100Fユーザーが口を揃えて言うこと、それは「X100Fすごい!」。
ということで、そのすごいスペックを見ていきたいと思います。
有効画素数 | 2,430万画素 |
レンズ | 23mm単焦点レンズ(換算35mm) |
絞り | F2~F16 |
シャッタースピード | 複雑なので公式HPをご覧ください |
最短撮影距離 | 約10cm |
ファインダー | OVF / EVF(約236万ドット) |
撮影素子 | APS-C、X-Trans CMOS IIIセンサー |
液晶サイズ | 3.0型TFT液晶モニター(約104万ドット) |
バッテリー | 標準撮影枚数270枚 |
FUJIFILM独自のX-Trans CMOS IIIセンサーに、明るい単焦点レンズを搭載しているため、写りの良さには定評があります。また、最短撮影距離が10cmまで寄れるのも「X100F」の強みです。
「FUJIFILM X100F」特徴
X100Fユーザーが口を揃えて言うこと、それは「X100F最高!」。
ということで、最高と言われる理由を一つずつ見ていきたいと思います。
フィルムシュミレーションが楽しい
フィルムシュミレーションとは、フィルムを選択するように色調や階調をコントロールする機能です。
リバーサルフィルムを再現した「PROVIA」や「Velvia」もおすすめですが、もっとも使用頻度が高いのが「クラシッククローム」です。クラシッククロームを使うために「X100F」を買ったと言っても大袈裟ではないぐらい、独特の表現力を持っています。
上品で優美な表現とでも言えばよいのでしょうか。自分の語彙力が追い付かないですが、とにかく最高です。
テーブルフォトにも最適な寄れるレンズ
最短撮影距離が10cmなので、被写体にかなり近づいてもピントを合わせることができます。
マクロレンズとまではいきませんが、料理や小物を撮るときにも非常に役立ちます。
料理も美味しそうに撮ることができます。
デジタルテレコンが便利
「X100F」は換算35mmの単焦点レンズのため、ズームはできないカメラです。しかし、デジタルテレコンを使うことで、換算50mmと換算70mmとして撮影することができます。
ご覧の通り、画面中心に咲いているコスモスを大きく写すことができました。「超解像処理」という技術が使われているため、後からトリミングをするよりも綺麗に見えるようです。ただし、光学的にズームをしている訳ではないので、多少は画質が劣化する場合があります。
また、RAWで撮影する場合はデジタルテレコンは使用できません。
開放だとソフトフォーカスのような柔らかい描写
開放F2.0で撮影すると、ソフトフォーカスをかけたような甘く柔らかい描写になります。
使いどころを間違えると締まりのない写真になってしまいますが、シチュエーションによってはこれも表現の一つとしてありだと思っています。
上の写真のように、料理や花との相性は良さそうです。
驚くほど静かなシャッター音
「X100F」のシャッター音ですが、静かというよりもほとんど鳴りません。ビビりな人の舌打ちぐらいのボリュームで「チッ」というだけです。例えが下手くそでよくわからなくなりましたが、とにかく静かなのです。
ほとんどシャッター音がないので、スナップ撮影にも最適です。
また身構えられにくいため、人物の自然な表情も撮影できるかもしれません。
モデルさんによっては「いつ撮ってるかわからない!」と怒られるかもしれません。そのぐらい静かなシャッター音です。
片手で撮影できる手軽さ
「X100F」はダイヤルやボタン類がすべて右側についているため、基本的には右手だけで操作が可能です。
ストレスなく操作ができるのはもちろんですが、個人的には雨の日の撮影時に特に恩恵を感じました。傘をさしたままでも、基本的な操作ができるのです。
雨の日にしか撮れない風景もあります。「X100F」のおかげで撮影の幅が広がりました。ただし、防水機能はありませんので、くれぐれも濡らさないように。
「FUJIFILM X100F」作例紹介
X100Fユーザーが口を揃えて言うこと、それは「X100Fで撮りました!」。
ということで、ここからは実際に撮影した作例をご紹介します。
X100F × 街スナップ
X100F × 自然風景
X100F × 旅行
X100F × ポートレート
まとめ
「X100F」のいいところ
- シャッター音が静か
- デザインがおしゃれ
- フィルムシュミレーション最高
- 気軽に持ち出せるサイズ感
- 片手で撮影も可能
- 最短撮影距離10cmなのでかなり寄れる
- デジタルテレコンでズームレンズのようにも使える
「X100F」のもうひとつなところ
- 換算35mmが苦手(練習します)
- 適当に撮ってもいい感じになるので、適当に撮ってしまう
- コンデジにしてはやや大きい
- 液晶がチルト式ではない
さいごに
これまで一眼レフ、ミラーレス、コンデジ、さまざまなカメラを使用してきました。もちろんそれぞれに思い入れはありますが、特に「X100F」を手に入れたときの興奮は今でも鮮明に覚えています。
いつも仲良くしていただいているクロギタロウさん(@taroimo0629 )から譲っていただいたのですが、その時もずっとニヤニヤしていると言われたほどです。とにかく嬉しくて、手にした帰りにさっそく試し撮りに出かけました。
おやおや? pic.twitter.com/cUG69Svzkf
— クロギタロウ(書漂家) (@taroimo0629) 2018年8月25日
このカメラを買えば、もれなく満面の笑みを手に入れられることでしょう。そしてきっとどんな場面でも活躍してくれるはずです。
最高に所有欲が満たされるカメラ、「FUJIFILM X100F」の魅力をぜひ体験してみてください。