こんにちは、しゅんさんぽ(@shunsanpo)です。
7月7日、本日は七夕ですね。あいにくの大荒れの天候ですが、いかがお過ごしでしょうか。
7月にもなると台風がやってきたり、耐えられないような暑さが続いたりと、なにかと写欲が奪われがちな季節。そんなときは気分を変えてフィルムカメラで撮影に行きませんか?
ということで、またしても新しいフィルムに手を出しました。それが今回ご紹介する、FUJIFILMから発売されている「Velvia100(ベルビア100)」です。
目次
「Velvia100(ベルビア100)」とは
ネガフィルムではなくリバーサルフィルム
一般的なネガフィルムではなく、ベルビア100はリバーサルフィルムと呼ばれる種類に分類されます。ネガフィルムとリバーサルフィルムの違いについてはこちらで解説しています。
簡単に言うと、リバーサルフィルムはフィルム自体が写真のようになっているため綺麗だが、撮影は少々難しいといった特徴があります。
「Velvia100(ベルビア100)」の特徴
ベルビア100の特徴としてまず外せないのが、彩度とシャープネスの高さです。メーカーホームページでも「超極彩度」と紹介されるほどの高彩度フィルムです。特に赤・緑色系が強調されており、ネイチャーフォトなどに最適です。
逆に人を撮ると少し不自然に赤みがかってしまう可能性もあるため、やや場面を選ぶフィルムかもしれません。
「ベルビア100」と「ベルビア50」の違い
よく似た名前のフィルムとして、「Velvia50(ベルビア50)」というものもあります。
違いとしては、ベルビア100はその名の通り「ISO100」のフィルムですが、ベルビア50は「ISO50」とISO感度が違います。
さらに、ベルビア50は「超高彩度」と紹介されており、ベルビア100よりは少し落ち着いた色調のようです。そのため、より幅広いシーンで使用できそうです。
「Velvia100(ベルビア100)」作例
すべての作例を「Nikon NewFM2」で撮影しました。
想像以上に高彩度・高解像度
これぞ超極彩度フィルム。フィルム特有の儚さなんてこれっぽっちもありません。
この表現が良いのかわかりませんが、デジタルカメラで撮ったかのような描写。解像度はかなりのものです。
ローキーでより高彩度に
ローキーで撮影するとより高彩度さを引き出せます。
ハイキーで自然な彩度に
ハイキーで撮ることで彩度も落ち着くため、すっきりと見せることも可能です。
今回のまとめ
良い意味でも、悪い意味でもデジタルカメラのような描写だなという印象でした。
良い点としては、なんと言ってもこのズバ抜けた解像力。ピント面はシャープに、かと言ってボケは固すぎず、なめらかな描写をしています。そして高彩度でメリハリの利いた絵は、最新のデジタルカメラにも引けを取らないと思います。
逆に残念な点としては、解像力が高すぎてフィルムらしさがあまりありません。FUJIFILMのデジタルカメラで撮られたと言われたら何の疑いもなく信じてしまうと思います。せっかくならもう少しフィルムらしさが欲しかったですが、性能が高すぎて文句言うなんて贅沢言い過ぎですね。
フィルムらしくないと言ってしまうほど、性能抜群のフィルム。光の具合や使用するカメラでもまた違った描写になるのがフィルムの面白いところですので、もう少し使いこんでみたいと思います。
他にもこんなフィルムがあります
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