こんにちは、しゅんさんぽ(@shunsanpo)です。
私が本格的にフィルムで撮り始めたのは2017年12月。歴としてはちょうど2年になります。
それまでは、デジタルカメラばかりを使ってきました。
最初は気分転換のつもりでフィルムカメラを始めたのですが、気付けばデジタルよりもフィルムで撮影する機会が増えていきました。
今回の記事では、そんな私が2年間で使ったフィルムの合計本数と、よく使ったフィルムのトップ5を発表していきたいと思います。
知らない方が幸せな気もしますが、やっていきましょう。
目次
2年間で使ったフィルムの合計本数
2年間で使ったフィルムは計28種類、合計本数は171本でした。1ヶ月7本ペース。
171本が多いのか少ないのかわかりませんが、1ヶ月7本ペースと言うとそれなりに撮っている方なのかもしれません。
あんまり考えたくはないですが、フィルム本体が1本1,000円、現像データ代が1本1,000円だとすると、この2年間で34万円以上使った計算になります。
34万円ほしい。
使用本数トップ5
ではここからは、使用頻度が高かったフィルムのトップ5を発表します。
フィルムごとの思い出とともに、写真を振り返っていきます。
第5位「ULTRAMAX400」
第5位は、KodakのULTRAMAX400がランクイン。使用本数は9本。
真っ青な写真を生み出してしまった衝撃のデビュー戦は今も忘れません。そんな思い出深いフィルムでもあります。
▷ ネガフィルム「Kodak ULTRAMAX 400」の色味が斬新すぎる
今見返してみても衝撃的な青さ。この時にウルトラマックスはもう使わないと決意したはずでしたが、どういうわけか5位にランクインしていました。
だって、こんな素敵な写真が撮れちゃったから。
たまに青くなっちゃうけど。
値段も手ごろなので、気軽に使えるのは嬉しいですね。
たまに青くなっちゃうけど。
第4位「PORTRA400」
第4位は、KodakのPORTRA400がランクイン。使用本数は10本。
フィルムを始めたての頃、よくわからずに買ったのがこのPORTRA400。いきなりこんな良いフィルム買うなんて、なかなか攻めてました。
コントラストが強めで、パリッとした写り。
雨の日には、しっとりとした質感もばっちり表現してくれる優秀な子。
柔らかい光は優しく写してくれる優秀な子。
ちょっとお値段は高いけれど、それもまたご愛嬌ってことで。
第3位「FUJICOLOR C200」
第3位は、富士フイルムのC200がランクイン。使用本数は11本。
今年の夏以降、一気に使う本数が増えたフィルムです。きっかけは、夏前にAmazonで10本セットを買ったから。
エピソードが浅すぎて自分でもびっくりしてます。フィルムごとに思い出を語るなんて言わなければよかった。
撮れる写真は最高です。ノスタルジックな雰囲気がたまらない。
春も夏も秋も、いつだって大活躍。
C200、いい仕事してくれるんです。好き。
第2位「業務用100」
第2位は、富士フイルムの業務用100がランクイン。使用本数は16本。
思い出は、写真を見て感じ取ってほしい(最初からこれで良かった)
風景との相性良し。
建築との相性良し。
ポートレートとの相性良し。
カラーコーンポートレートを初めて撮ったのもフィルムでしたね。
悲しい過去でもある、CONTAX TVSのラストショットも出てきました。
全国あちこちに連れまわして、さまざまな思い出を共有した大切なフィルムの一つです。
第1位「SUPERIA X-TRA400」
第1位は、富士フイルムのSUPERIA X-TRA400でした。使用本数は27本と、2位とも10本以上差を開いての圧倒的勝利となりました。
しかし肝心の撮れ高はというと、実はあまり良くはないのです。その理由は明白で、X-TRA400はフィルムカメラを始めた頃によく使っていたフィルムだから。
ただ、この頃は下手くそなりにもフィルムカメラに夢中で、とにかくシャッターを切りまくっていました。
この影を撮るとどう写るのだろうとか、
こういうの撮ればエモくなるんでしょ?なんて思って撮ってみたり(不純な心からエモは生まれないことが証明された)
ほとんど代わり映えしない写真を2枚も撮ってしまったり、
縦横どちらかだけでいいものを、わざわざご丁寧に両方撮っていたり。
決していい写真とは言いにくいものが、次から次へと出てきました。
それでも、今の写真があるのは、きっとこのフィルムで夢中で撮り続けたから。
国内生産が終了し、現在は海外パッケージのみにはなりますが、久しぶりにまた使ってみようと思います。
満足のいく写真が撮れるようになってるといいな。
まとめ
たくさんあるフィルムの中でもお気に入りはもちろんあるのですが、「好きなフィルム=よく使うフィルム」というわけではありませんでした。
トップ3にランクインしたのは、それぞれの感度の中でも安いフィルムたちだったのです。
描写に優れた高級フィルムももちろん好きですが、どうしても高いフィルムだとシャッターを切ることに躊躇いが出てしまうのも事実。
どちらかと言えば、私は抜群の描写力の写真を数枚撮るよりも、平凡な日常や旅行の思い出、感動した瞬間をできるだけ多く写真に収めたい、シャッターチャンスを優先したいのです。
撮りたいと思った瞬間に撮る、それが今の私にとってのなによりの幸せです。
高級フィルムじゃなくてもめちゃくちゃ楽しめるので、みんなもフィルムカメラ、はじめよう?
この記事はアドベントカレンダーの参加記事です
この記事は、写真家であり「KOTOBAKO」の運営者であるしむさん(@46sym)が作成されたアドベントカレンダー【1st Roll】カメクラが沼へ誘う Advent Calendar 2019に参加させていただき、執筆したものとなります。
カメクラが日替わりで記事を書いていき、クリスマスまでバトンを繋いでいくという企画です。今年は1st Rollから3rd Rollまで用意されるほどの人気っぷり。
昨日のTakaさんからバトンを受け取りました。その記事はこちら。
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明日はヌーさんが記事を書いてくれます。お楽しみに。