こんにちは、しゅんさんぽ(@shunsanpo)です。
現在のメイン機である「SONY α7III」を購入したのが2019年2月。
早いもので、まもなく一年を迎えようとしています。
デジタルは「FUJIFILM X100F」と併用していることもあり、「SONYも持ってたっけ?」「あんまり使ってないよね?」などと言われることもあるカメラですが、旅行など遠出の際にはほぼ持ち出しており、ボディには傷が出来るほどに使い込んだカメラです。
今回は、そんな愛機「SONY α7III」の長期使用レビューを書いていきたいと思います。
目次
外観
まずは外観デザインを見ていきます。
カメラは写真を撮る道具でもありますが、身に付けるアクセサリーの一種でもあります。使いやすさ、そしてデザイン性もとても大事な要素です。
前世代(α7II・α7RII)から大きく変わった点は、背面側。
親指AFボタン、ジョイスティックの搭載など、ボタン配置が大きく改善されています。α7IIIの操作性に慣れてしまうと、もう元には戻れません。
スペック
続いては、スペックです。
発売日 | 2018年3月23日 |
有効画素数 | 約2,420万画素 |
使用レンズ | ソニーEマウントレンズ |
撮影素子 | 35mmフルサイズ(Exmor R CMOSセンサー) |
ファインダー | 235.9万ドット / 視野率100% / 倍率0.78倍 |
モニター | 3インチ(92万ドット) |
タッチパネル | 〇 |
チルト液晶 | 〇(上約107°、下約41°) |
シャッタースピード | 1/8000秒~30秒 |
ISO感度 | 静止画:ISO100-51200(拡張:下限ISO50、上限ISO204800) |
サイレントシャッター | 〇 |
手振れ補正 | 5段分 |
撮影枚数 | ファインダー時:約610枚、液晶モニター時:約710枚 |
メモリーカード | ダブルカードスロット |
ここでは特徴的な部分のみを抜粋して記載しました。より詳しいスペックについては、以下の公式サイトをご覧ください。
▷ SONY α7III 主な仕様 / デジタル一眼レフカメラ(ソニー)
特徴
α7IIIの特徴については、以前こちらの記事にも書きました。
▷ 私がSONY「α7RII」から「α7III」に買い替えを決めた理由【比較・改善点】
しかし、これを書いたのはα7IIIを買った直後。
実際に使ってみてどうだったか、期待通りだったか、不安に思っていた部分は問題なかったのか、そのあたりにも触れながら、特徴について改めて書いていきたいと思います。
バッテリーの持ちが良すぎる
バッテリーの持ちがとにかく良い。噂には聞いていましたが、良すぎる。
予備バッテリーは必要になったら買おうと思っていましたが、1年経った今も結局買っていません。普通に一日写真を撮るだけなら予備バッテリーはまず必要ないでしょう。
荷物も減るし、なによりバッテリーを気にせず撮影に集中できる。バッテリーを気にしながらカメラを使う日々とはもうおさらばです。
バリアングル時に画面が消えなくなった
以前使っていたα7RIIは、バリアングル撮影中でもアイセンサーが反応してしまい、ファインダーをふさぐと画面が消えてしまっていました。
α7IIIでは、バリアングル撮影中はファインダーをふさいでしまっても画面が消えないようになりました。
バリアングルを多用するので、これのために買い替えたと言っても過言ではありません。
シャッター音が気持ちいい
α7シリーズはシャッター音が苦手。そんな言葉をよく耳にしました。
その点も改善されており、とても心地よいシャッター音を響かせてくれます。
気になった方はぜひYouTubeで「α7III シャッター音」と検索してみてください。
2,420万画素でも十分
以前使っていたα7RIIは約4,240万画素に対して、α7IIIは約2,420万画素。
数字で見るとかなりの差。
画素数が約半分になることに多少の不安はありましたが、実際に使っていて不満を感じたことは一度もありません。
そもそも画素数を気にするような写真をあまり撮っていないので、正直どう変わったのかさえよくわかっていないかもしれません。
なので、私にとっては2,420万画素でも何の問題もありませんでした。
作例紹介
ここからはα7IIIで撮影した作例をご紹介します。
すべて撮影後にLightroomで調整しています。撮って出しではないのでご注意ください。
α7III × オールドレンズ
まずはオールドレンズで撮影した作例です。
α7IIIを買った理由の一つが、オールドレンズの存在でした。
▷ オールドレンズ初心者におすすめ!1万円以内で買えるオールドレンズまとめ【レビュー・作例】
これまでは高画素機で使用していましたが、正直なところオールドレンズに4,000万画素も必要ないのではと感じていました。
結果的には、自分の用途では画素数も必要十分でデータサイズも扱いやすいα7IIIにして大正解でした。
α7III × 現行レンズ
続いて、Eマウント用の現行レンズで撮影した写真をご紹介します。
レンズはすべて「TAMRON 28-75mm F2.8」です。
以前からSONYのフルサイズを使用しているので今さら驚くことではないのですが、ダイナミックレンジの広さはやはり特筆すべきものがあります。
基本的に撮影段階ではかなりアンダーめに撮っていますが、黒つぶれしてしまってどうしようもないということは今までほとんどなかったように感じます。
これがフルサイズの余裕なのでしょうか。
まとめ
「SONY α7III」のいいところ
- 驚異的なバッテリーの持ちの良さ
- 操作性が大幅に向上
- バリアングル撮影が便利で快適に
- ダイナミックレンジの広さ
- 純正、サードパーティーも含めてレンズラインナップが豊富
「SONY α7III」のもうひとつなところ
- 小型ボディのためホールド性にはやや難あり
- ボディは小さいがフルサイズ用レンズが大きいので結果的に大きくなる
- 純正レンズが高い
- 撮って出しだとWBが気になる時がある(たぶん設定の問題)
さいごに
NikonやCanonなど他メーカーの参入により、ますます盛り上がりを見せるフルサイズミラーレス市場。それぞれのメーカーに特徴があり、また魅力があると思います。
どの部分に重きを置くかで選択肢は変わってくるかと思いますが、これからフルサイズミラーレスの購入を考えている人にはぜひこのα7IIIもおすすめしたいです。
前モデルから確実に進化しており、1年使ってきましたが今のところストレスなく使用できています。
2020年1月13日までキャッシュバックキャンペーンもやっているので、検討中の方はお早めに。