こんにちは、しゅんさんぽ(@shunsanpo)です。
ようやく春もすぐそこまでやってきましたね。菜の花、チューリップ、桜など、毎週出かけても追いつかないぐらい春は楽しみがいっぱいです。
しかしここでふと疑問が湧いてきました。
晴れた休日は一年に一体何日あるのだろうと。さらにお花を撮るとなると、見頃の時期と晴れた休日が重なる可能性ってかなり低いのでは・・・!
そんなことを考えてた3月16日。明日の天気予報は晴れ。
どこかに出かけなければという義務感のもと、ノープランのまま「小豆島」へ日帰りで行ってきました!
目次
小豆島(しょうどしま)とは
小豆島と書いて、「しょうどしま」と読みます。
香川県に属していますが、神戸から約3時間、姫路から約1時間半と気軽に行けるため、関西からも人気のスポットです。
名産は醤油・佃煮・オリーブなどがあります。特にオリーブは国内栽培の発祥地としても有名なだけあり、オリーブの木がそこら中に植えられています。
また、小説「二十四の瞳」の作者である壺井 栄(つぼい さかえ)の故郷でもあります。
アクセス
本州から橋などはかかっておらず、小豆島へ渡るにはフェリーを使う必要があります。高松、新岡山、日生、姫路、神戸の計5ヵ所からフェリーが出航しています。
出発港 | 到着港 | 所要時間 |
---|---|---|
高松 | 土庄港 | 60分 |
池田港 | 60分 | |
坂手港 | 80分 | |
新岡山 | 土庄港 | 70分 |
日生 | 大部港 | 60分 |
姫路 | 福田港 | 100分 |
神戸 | 坂手港 | 180分 |
今回は姫路からフェリーで行ってきました。出発地によって到着地も変わってくるので注意が必要です。
小豆島での移動方法
小豆島へ着いてからの移動方法は以下の3つがあります。
- 車、もしくはバイク
- 路線バス(オリーブバス)を利用
- レンタサイクルを利用
では、ひとつずつ紹介していきます。
車、もしくはバイク
車(バイク)の良い点は、行きたいところに好きな時間に移動できること、これに尽きます。それほど交通の便が良いとは言えない島なので、車(バイク)が一番時間の無駄なく自由に行動ができると思います。
ただし山道や細い路地も多いため、運転に自信のない方は要注意です。
路線バス(オリーブバス)
今回の旅では、私はバスを選びました。
一日乗車券が1,000円、二日乗車券が1,500円で販売されています。バスで回ろうと思っている人は買わない理由はありません。
フリー乗車券が買える場所はこちらから。
レンタサイクル
レンタサイクルはこれからの季節は気持ちいいだろな~とは思いますが、小豆島は坂道がかなり多いです。舗装はされていますが山道なども多く、個人的には自転車は無理だなと思いました。
一日500円で借りることができますので、体力に自信のある方はぜひ挑戦してみて下さい。
私が考えた姫路港からの日帰りモデルコース
行きのフェリーの中で入念に計画し、日帰りモデルコースを考えてみました。あくまでも姫路港から出発の場合のモデルコースです。
姫路港からフェリーに乗船
9時45分姫路港発、11時25分福田港着の便に乗ります。
7時15分発の便もありますが、せっかくの休日なのでのんびりいきましょう。もちろん早い便に乗ることができれば、その分小豆島をより満喫できると思います。
時刻表と料金はこちらからご確認ください。
「第三おりいぶ丸」で快適な船旅
「第三おりいぶ丸」に乗船します。あまりに安直なネーミングですが、ちゃんとしたフェリーで安心しました。
綺麗で清潔感のある船内。これなら1時間半ぐらい全然平気です。
女性専用席もあり、こういった気遣いも素晴らしい。
売店ではうどんや軽食、お菓子、コーヒーなどが販売されています。
天気のいい日は展望デッキでのんびり過ごすのも良さそう。大型フェリーなので揺れもほとんど気になりません。
福田港に到着、一日乗車券を購入
福田港に到着したら、まずは小豆島フェリーにてバスの一日乗車券を購入しましょう。
そしてここから最初の目的地「二十四の瞳映画村」へ向かいます。
直通のバスは出ておらず、安田というバス停で別の路線に乗り換えなければいけません。
12時過ぎに安田に到着しましたが、二十四の瞳映画村行きのバスの発車時刻が13時08分。約1時間ここで待たなければいけません・・・。
では、その間にバス停の近くで昼食にしましょう。
昼食は「うどん さぬき庵」
しかしこの辺りにある飲食店といえば、うどんかラーメンかセブンイレブン・・・。
一応香川県ということで、うどんを選びました。
「瀬戸芸うどん」680円
丸亀うどんのようなしっかりした麺の上に、えび、肉、わかめなど具材がたっぷり。とにかく麺がおいしくて、あと一杯は軽くいけそうでした。
ごちそうさまでした。
では、13時08分に乗り遅れないようバス停に向かいましょう。
路線が変わるので先ほど到着したバス停ではなく、百十四銀行内海支店前のバス停です。要注意。
「二十四の瞳映画村」でレトロな気分を味わう
13時30分頃、二十四の瞳映画村に到着です。
ここは、映画「二十四の瞳」(監督:朝間義隆、主演:田中裕子)のロケに使われたオープンセット跡に作られた映画と文学のテーマパークです。
映画の設定が大正から昭和初期にかけてなので、どこを見てもレトロで懐かしい感じ。
「二十四の瞳映画村」については、こちらの記事にて詳しく紹介しています。
▷ 映画と文学のテーマパーク「二十四の瞳映画村」に行ってきた【アクセス・料金など】
渡し舟を利用してショートカット
14時30分頃映画村を後にして、次の移動には「二十四の瞳映画村」と「オリーブナビ」を繋いでいる渡し舟を利用します。
看板に書いてある電話番号にかけるとすぐに迎えに来てくれます。
最大12名乗りですが、1名からでも乗船可能とのことです。
料金は片道500円かかりますが、車だと30分のところわずか10分でオリーブナビへ到着。
オリーブナビ(オリーブ公園)にも立ち寄りたかったのですが、今回は時間の都合上スルーします。
14時59分オリーブ公園口発に乗車し、最後の目的地「エンジェルロード」へ向かいます。
「エンジェルロード」でロマンチックなひとときを
15時30分頃、「エンジェルロード」に到着です。
小豆島と言えばここ!という方も多いのではないでしょうか。潮の満ち引きによって道が現れたり消えたりする人気の観光地です。
「大切な人と手を繋いで渡ると、願いが叶う」と言われていたり、恋人の聖地「約束の丘展望台」などもあり、ロマンチックなスポットとしても有名です。
やはりカップルや女性同士などが多かったですが、ファミリー層もかなり多かった印象です。さすがにおひとりさまはいなかったと思います・・・。
おひとりさまの私は、端っこの方でひたすらリフレを狙ったり、
石を投げて遊んだりしていました。
言っていませんでしたが今回は一人旅です。一人旅の場合はここはパスして、先ほどのオリーブ公園に行くのもありだったと思います。
「エンジェルロード」の詳細については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
▷ 小豆島「エンジェルロード」へのアクセス・余島へ渡れる時間は?
最終便で姫路港へ
さて、この後は夕日が綺麗に見える場所へ、といきたいところですが、今回は日帰り旅行です。
16時36分国際ホテル(エンジェルロード前)発のバスに乗らなければ、フェリーの最終便に間に合いません。
そして帰りもまた行きと同じように、安田でバスを乗り換えなければいけません。17時過ぎに安田に到着しましたが、次の福田港行きのバスは17時59分発・・・。
時間つぶせそうなところはコンビニぐらい。
辺りも暗くなってきた18時30分頃、福田港へ到着しました。
フェリーの発車時刻は19時30分。待つことにも慣れてきた気がします。
バスの乗り継ぎの都合上、待ち時間が多くなってしまうことは仕方ありません。でももう少しだけ乗り継ぎを考えてくれると嬉しいなぁ・・・。
こうして19時30分福田港発、21時10分姫路港着のフェリーに乗って、今回の旅は終了となります。
思ったこと、気づいたこと
バスよりも車が圧倒的におすすめ
これは仕方ないのですが、モデルコースでも紹介した通り、バスの待ち時間が比較的長くなってしまいます。
メインストリートを走るバスの本数自体はそこまで少ない訳ではありませんが、路線によっては一日4本だけのものもあります。それが、わりと有名観光地であろう「二十四の瞳映画村」行きのバスです。
その点、車であればすべて自由に行動できます。
「時間いっぱいまで観光したい」「主要道路から離れたカフェに行きたい」「夕日が見たい」などと思う人は、車で行くべきだと感じました。
一人よりも二人がいい
一人旅には一人旅の良さがあります。
しかし小豆島は、できれば誰かと行った方がいいと思いました。
理由の一つ目として、やはり待ち時間も誰か話し相手がいたらもっとあっという間に感じられたと思う。
そして理由の二つ目は、エンジェルロードで惨めな思いをしなくて済む。冗談っぽいけど、結構本気。
少年「ママ、あの人ずっとしゃがみ込んでなにしてるの?」
母「写真家さんだから話しかけちゃだめ」
写真家ちゃいますねん。ただの一人旅ですねん。
使用した機材
カメラはSONY α7RIIを使用しました。
レンズは、姫路港やフェリーの船内写真は「MC W ROKKOR-SG 28mm F3.5」を使用しましたが、小豆島に着いてからは「MC ROKKOR-PF 50mm F1.7」のみで撮影しました。こちらの記事で詳しく紹介しています。
▷ 虹色フレアが特徴的なオールドレンズ!MINOLTA「MC ROKKOR-PF 50mm F1.7」レビュー【作例】
よく晴れた日、古い町並みときたらオールドレンズを積極的に使ってしまいますね。
今回のまとめ
日帰りとは思えないぐらいボリューム満点の旅でした。
セブンイレブンの店員さんが「観光ですか?よかったらこれどうぞ」と観光冊子をくれたり、たった一人のために舟を出してくれたり、なんだかほっこりする旅となりました。
屋久島に行った時も感じましたが、離島って地元の人同士だけではなくて、観光客に対してもあったかい人が多い気がします。心に余裕があるのか、繋がりを大切にされているのか。
身体はくたくたになりましたが、また明日から頑張ろうと思える一日となりました。
小豆島(しょうどしま)、オススメです!
近くにはこんな離島も
近隣にもたくさんの離島があり、「瀬戸内国際芸術祭」が開催されるほど芸術の島々としても有名です。
その中でも、「犬島」は離島好きにはぜひおすすめしたいスポットです。徒歩でも1周できるぐらいのコンパクトさで、その中に見どころが凝縮されています。